12月14日、アメリカの大手衛星データプロバイダーPlanet Labs PBC(以下Planet)が、生態系の保護やモニタリングを行うSalo Sciences(サロ・サイエンス)を買収する契約を締結したと発表しました。
Salo Sciencesは2016年に設立された、アメリカ・サンフランシスコに拠点を置くベンチャー企業です。生態系科学と衛星画像、人工知能を組み合わせた分析ツールや特定の地域を分析するコンサルティングサービス、カスタムマッピングのための地図作成サービス、経年変化を分析するモニタリングサービスなどを提供しています。
Salo SciencesはPlanetの衛星画像を用いた森林による炭素吸着量を測定するツールを提供しているほか、共同で山火事のリスクをモニタリングするプラットフォームを開発した実績があります。
Planetはメタンガスを検出するハイパースペクトル衛星を発表するなど、環境保護やカーボンニュートラルに向けた取り組みにも力を入れようとしている様子がうかがえます。
提供元・宙畑
【関連記事】
・衛星データには唯一無二の価値がある。メタバース空間のゼロ地点を作るスペースデータ佐藤さんを突き動かす衝動とは
・深刻化する「宇宙ごみ」問題〜スペースデブリの現状と今後の対策〜
・人工衛星の軌道を徹底解説! 軌道の種類と用途別軌道選定のポイント
・オープンデータ活用事例27選とおすすめデータセットまとめ【無料のデータでビジネスをアップデート! 】
・月面着陸から50年!アポロ計画の歴史と功績、捏造説の反証事例