目次

  1. NEXCO東日本と北海道警察が雪道での危険な走行を解説
  2. プロドライバーの走行に交通警察隊も拍手
  3. 経験ゼロの入社4年目女性社員が体当たり挑戦
  4. 急のつく操作は禁物!カーブ手前でしっかり減速しよう

NEXCO東日本と北海道警察が雪道での危険な走行を解説

「止まれなーい!」雪道初心者の女性が積雪路を全開走行、止まれず曲がれず雪にズボリ
(画像=©Milan/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

2022年12月17日から日本海側を中心に大雪の天気となったことで、各地で積雪や路面凍結による事故等が相次ぐ中、スタッドレスタイヤを装着せずに雪道を走り立ち往生が多発しているというニュースが連日のように報道されています。

スタッドレスタイヤの装着など、滑り止めの措置をしないままでの雪道の走行をしないよう、国土交通省などが呼びかけを行っていますが、ノーマルタイヤでの走行をしないことはもちろん、滑り止めの措置をしたうえでも、雪道の走行には十分注意が必要です。

2022年3月23日に、NEXCO東日本と北海道警察によるYouTube動画「NEXCO×北海道警察ウインタードライビングスクールin Youtube」が公開されました。

この動画では、雪道を走行するうえでどのような運転が危険な運転となるのか、さまざまなシーンにあわせた解説を行っています。

プロドライバーの走行に交通警察隊も拍手

「NEXCO×北海道警察ウインタードライビングスクールin Youtube」では、新千歳モーターランド ダート・モトクロスコースに作られた特設コースで、プロドライバーと一般ドライバーによる、危険な走行例を実践。

プロドライバーによる急発進や急ブレーキ操作、スラロームや凸凹道、急カーブの走行では、せわしなくハンドルを操作する様子が描かれていますが、適切なドライビングテクニックによってスムーズにコースを走り抜けています。

経験ゼロの入社4年目女性社員が体当たり挑戦

「NEXCO×北海道警察ウインタードライビングスクールin Youtube」での一般ドライバーによる走行例は、雪道での運転経験がない、NEXCO東日本入社4年目の女性社員が挑戦。

急ブレーキの操作をした際にはABSが作動したようですが、女性は「ABSを体験したことがなかったので驚いた」と話しています。

ABS作動時はブレーキペダルが断続的に振動しますが、これに驚いてブレーキペダルから足を離してしまう人も多いとされているため、動画内では「怖がらずそのまま力いっぱい踏み続けましょう」と補足されています。

また、凸凹道や急カーブのコースを走行する際は、身をもって雪道の怖さを体験するため、あえてアクセル全開で走行。発進、加速は問題なく行えていますが、ハンドルをとられたり、ブレーキが効かず脇に積み上げられた雪へ突っ込んでしまう様子が映されています。

雪道では、前に進む、あるいはスピードを出すことはできても、障害物を避けたりスピードを落としたりといった危険を回避するための運転操作が、通常の路面よりも難しくなることがよくわかるのではないでしょうか。

急のつく操作は禁物!カーブ手前でしっかり減速しよう

「止まれなーい!」雪道初心者の女性が積雪路を全開走行、止まれず曲がれず雪にズボリ
(画像=©NorGal/stock.adobe.com、『MOBY』より 引用)

「NEXCO×北海道警察ウインタードライビングスクールin Youtube」の動画内では、雪道を走るときのポイントとして、急発進、急ブレーキ、急ハンドルなど「急」がつく操作を行わないことや、「ブレーキを余裕をもって複数回、じんわりと踏む」ことを挙げました。

また、カーブの手前でしっかりと減速を行い、ハンドルを切っている途中でブレーキを踏まないことが安全のコツと説明。

止まりきれない、曲がりきれないなど、コントロール不能な状態に陥らないよう、スピードを抑え、いつでもしっかりとした減速操作を行えるようにすることが、雪道を走るうえで重要なポイントであることがこの動画でわかります。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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