企業で導入が増加している「BOX」というツールをご存じだろうか。BOXとは、簡単に言うとクラウドストレージで、例えばOne DriveやGoogle Drive、Dropboxなどと同じようなツールである。今後も利用する会社の増加が予測され、ビジネスにおいて期待が高いツールといえる。

BOXは2005年に創業した米国の企業「BOX」が提供するツールで、全世界で約9万7000社が利用している。数あるオンラインストレージの中でも、企業がなぜBOXを選ぶかと言うと、大きく二つの理由があるからだろう。
一つは、Businessプラン以上を契約した場合、ファイル保存容量が無制限になる点である。もう一つは、セキュリティが強固な点だ。
セキュリティはBOXが特に力を入れているポイントである。例えば、BOXにファイルをアップロードした場合、もしくはファイルを転送する時、自動的にデータのAES 256ビット暗号化がされるという特徴がある。
暗号化以外にもファイル管理の徹底、分類ベースのセキュリティ制御を使用してデータ損失を自動的に防止する機能など、今の時代にマッチしている。
本記事ではBOXの基本的な使い方、プランごとの比較、最後に個人用無料アカウントの作成方法を紹介する。あなたの会社で現時点で導入していなかったとしても、今後導入される可能性は十分にあるため、これを機会に試用をおすすめする。
BOXの基本的な使い方
冒頭でも紹介したがBOXとはオンラインで利用できるクラウドストレージである。そのため、基本的な使い方はBOXのログイン方法、フォルダの作成、ファイルのアップロード、ダウンロード、ファイルやフォルダの共有方法などとなる。
個人アカウントの作成方法

個人であればBOXを無料で利用できる。無料プラン(individualプラン)を利用するには、アカウント登録が必要だ。最初に個人アカウントの作成方法を紹介しよう。BOXのアカウントは、BOXのトップページから作成できる。