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京東(JD)
アリババ

京東(JD)

売上高:2,435億元(約4.8兆円) 前年同期比11%増加、市場予想を上回った
純利益:60億元(約1,170億円) 前年から黒字転換
営業利益:87億元(約1,700億円) 前年同期比239%増加
年間アクティブユーザー数:5.9億人 前年同期比7%増加

注目の中国企業16社 最新決算分析(2022年7~9月)
(画像=『チャイトピ!』より引用)

◆売上構成

直販(家電、デジタル製品):1,193億元(約2.3兆円) 前年同期比8%増加
直販(日用品):777億元(約1.5兆円) 前年同期比3%増加
広告:190億元(約3,715億円) 前年同期比13%増加
物流/その他:276億元(約5,400億円) 前年同期比73%増加

同じくEC大手の京東はアリババと違い、増収に黒字化と安定した成長を見せていた。各事業が増収を果たし、特に物流事業が大きく伸び、全体売上高の増加につながった。また、コストを抑えたことにより黒字化を達成した。

主力事業である直販事業ではデジタル製品や家電などのカテゴリが好調であり、関連収入が1,193億元と前年比7%増加した。4~6月期の前年比0.1%減少から一転している。

物流事業は全体の中でもっとも高い伸び率を記録し、同社が注力してきたサプライチェーンの影響力が徐々に増してきたことが原因だ。また、Douyin(中国版TikTok)と提携を交わし、宅配分野での協力を果たした。傘下の貨物航空会社も正式に運行を開始し、物流業界における勢力を広げていった。

7~9月期は堅実に増収を維持したが、EC市場の冷え込みは同社にも響いており、アリババと同じく京東も初めて「独身の日」の取引総額の公表を取りやめた。

また、コスト削減のためか、創業者の劉強東が上層部全体に対して10~20%減給すると報じられた。その一方で、一般社員への福利厚生に力を入れ、100億元(約1,930億円)もの住宅保証基金を設けると示した。

アリババ

売上高:2,072億元(約4兆円) 前年同期比3%増加、市場予想を下回った
純損失:206億元(約4,000億円) 前年から赤字転落
営業利益:251億元(約4,835億円) 前年同期比68%増加

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内容は以下の通りになります:

・アリババ

・美団(meituan)

・拼多多(pinduoduo)

・ネットイース(網易)

・シャオミ

・ビリビリ

・快手(kuaishou)

・中国新興EV3社

①NIO

②Xpeng

③Li Auto

・weibo(微博)

・MINISO(名創優品)

・Yatsen(Perfect Diary運営会社)

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