オタク向けのTシャツ(作業着)で、ピザとSFが大好きな社員と汗を流し、オフィスのソファで寝て、ラーメン二郎とカフェイン抜きのダイエットコークが大好きで、メッセージは一行。ユーザーになにか頼まれれば「俺がやってやるよ」という。

世界一の富豪は、実は「昭和スタイルな熱血社長」だったのです。

ハイテク社長の本質は世界一速いバイクを作りたかった本田宗一郎、外に音楽を持ち出したかった盛田昭夫だったのです。

(左より)盛田昭夫氏・本田宗一郎氏・イーロン・マスク氏Wikipediaより

この熱意と泥臭さは、零細自営業やイラストレーターが少額決済が可能になったことで自活できるようになり、地上に戻ってくるロケットを作り出し、自動運転が可能なトラックを走らせている。

これまでもてはやされてきた金融ゲーム、アボガドスムージーを飲みながらヨガをやるマネージメントは 終焉を告げるでしょう。

彼らはタピオカ入りドリンクを飲みながら、差別と環境に関するおしゃべりをするのに多忙すぎて、変革をもたらさなかったのです。

世界を動かすのはシンプルさ、真摯さ、熱意、正直さなのです。

ウクライナで命をかけて泥だらけの塹壕で戦う人々と同じ様に。

アメリカを始め欧州でも若い人が日本の昭和歌謡やシティポップが流行っていますが、それは彼らがダサいけども熱意があった時代に惹かれているからではないでしょうか。

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