主権者らしくない国民が増えている
人任せでも平気な人が増えているようだが、主権者としての意識が欠落しているのだとしたら問題だろうと思っている。
政治を他人事として見ているのかも知れない。
自分の一票では政治を動かすことなど出来ない、というのは紛れもない事実ではあるが、大多数の有権者が自分の一票には大した価値がない、などと思い込んで投票場に足を運ばなくなることはやはり危険である。
ごくごく限られた人たちに全ての権限を委ねるようなことはすべきではない。
みんな寝ていてくれればいい、などと言うのは、あくまでごくごく少数で、自分たちの思うように政治を差配したい一部の政治家の自分勝手な思いで、こういう人は決して国民本位、有権者本位ではない。
国民の代表者たるべき国会議員や地方議員が自分本位で動いてしまいがちなのは、結局は大方の有権者が日本の国の政治を他人事のように見ているからだと思う。
主権者らしい国民になっていただきたい。
人が見ていないところでは、往々にして政治家は自分勝手な行動をしがちである、ということをよく知っていただきたいものである。
ところによっては有権者の半数以上が棄権してしまうような日本の選挙の現状は、やはり危険である。

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