ゲーム開発を手がけるSteel Rain Studiosが12月29日に配信開始を予定している「Slender Myth」。

 本作はエリック・クヌーゼンが作り出したインターネットミームである、スレンダーマン(Slender Man)をモチーフとしたホラーゲームです。

 スレンダーマンというと細身で非常に背が高く、背広を纏ったのっぺらぼうのキャラクターです。2009年ごろからインターネット上で爆発的に流行し、日本人でも一度は目にしたことがあるかもしれません。

 スレンダーマンはベースとなるカノンが存在しないため、行動原理や習慣などのキャラクターに必要な固定要素が存在せず、正直なんでもありな怪物に仕上がっているのが特徴です。

 最近だとSCPのように、カノンが定められた超常的なキャラクターなどと違って、割と自由に創作ができることが魅力の一つです。

 本作品もそういった自由度の高いキャラクターであるスレンダーマンをうまく利用して作られたホラーゲームの一つといえます。

 プレイヤーは深く暗い森の中へと足を踏み入れ、スレンダーマンによって連れ去られた人の痕跡を辿り、奇妙なページを集めていきます。ページにはスレンダーマンの恐怖と狂気を綴った内容が描かれており、次第にプレイヤーは正気を失っていくことになります。

インターネットミーム「スレンダーマン」がモチーフ 森の中にはヤツがいる……ホラーゲーム「Slender Myth」12月29日配信開始
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 さらに過去スレンダーマンによって引き起こされた記録を録音したテープなどから、狂気と恐怖によって彩られたストーリーを知ることができるのです。

 ビデオテープなどからも新しいストーリーなどを知ることができるようです……何が映っているんだろうか……。

 顔のないスレンダーマンは暗い森の中で常に侵入者であるプレイヤーを見守っています。
 不思議な存在である彼は、木の陰から、プレイヤーの後ろから、そして思いもしない場所から現れる可能性があるようです。

 インディーズゲームなどでも度々取り上げられるスレンダーマン伝説、元々はちょっと変わった画像を作ろうという試みから作り上げられた1枚の画像が始まりとされています。

 筆者も不気味なスレンダーマンの画像を初めて見た時はちょっと驚いたくらいなので、それから10年以上経過してもこのミームを元にしたゲームが作り出されている、本当に素晴らしいことですね。

 そういえば映画にもなってましたね……調べたら2018年に公開されていましたが、すっかりチェックするのを忘れていました。

 ともあれ本作はホラーゲームとしてのクオリティも高そうなので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

<参考・引用>
「Slender Myth」steam
「Steel Rain Studios」公式youtube
※画像は公開されているゲームトレーラーより撮影いたしました。

(上村健太郎)

https://otakei.otakuma.net/archives/2022122809.html

提供元・oceanα

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