山道など自然豊かなところを走行していると時々見かけるのが動物注意の標識です。道路に標識に書かれている動物が飛び出してくることがあるため、注意喚起のために設置されています。では、動物注意の標識にはどのようなものがあるのでしょうか?比較的多く見かける標識もあれば、あまり見慣れない標識もあります。
まず、比較的見かけやすい動物注意の標識を紹介します。
・タヌキ
全国各地に生息しており、市街地でも時々出くわすことがあるのがタヌキです。多くの地域にタヌキの道路横断を注意喚起する標識があります。中には、リュックを背負っていたり踊っていたりするようなコミカルな姿の標識もあります。
・サル
山道などでよく見かけるのがサルの標識です。サル1匹だけではなく親と子供が描かれている標識も存在しています。
・イノシシ
関西や九州の山道などの自然豊かなところで出くわす機会が多いのがイノシシの標識です。リアルに描かれているものもあれば、走っている状況を描いた疾走感があるものなどバリエーションも豊富です。
・シカ
全国各地で見かけるのがシカの標識です。飛び跳ねている状況を描いているものやエゾシカバージョンのものもあります。
・キツネ
北海道で見かけることが多いタイプの道路標識ですが、広島や岐阜、長野にも存在しています。子ギツネ写真を利用した珍しい道路標識も広島県にあります。
・ウシ
牧場が多くあるような地域に設置されています。シルエットタイプもあれば、ホルスタインの白黒をあらわしたものもあります。
・クマ
山やその周辺に設置されていることが多い道路標識です。可愛らしいものからリアルなイラストタイプもあります。
見かけることは少ないけど実際に存在している珍しい動物注意の標識を紹介します。
・ヤンバルクイナ
沖縄にヤンバルクイナの道路標識があります。実際にヤンバルクイナが絡む事故も沖縄では発生しています(年間20件から30件程度)。
・カニ
沖縄の大宜味村にカニの道路標識があります。満月の夜になるとカニが産卵のために山から海へ道路を渡っていくため設置されています。
・ヤドカリ
小笠原諸島にはヤドカリの標識があります。かわいいヤドカリが描かれています。
動物注意の標識には様々な動物が描かれています。よく見かけるものもあれば、めったに見かけないもの、地域限定のものも少なくありません。
動物注意の標識ですが、事故を起こさないようにするため、そして動物を守るためのものでもあります。
見かけたら極力スピードを落として慎重に運転しましょう。