筋肉美・健康美を競いながらも、エンターテインメント性が高いと話題のボディコンテスト『Super Body Contest(スーパーボディコンテスト)』。予選大会の上位選手のみが集結する年内最終戦「SBC 2022 FINAL」が12月10日、埼玉・サンシティ越谷で開催され、TREND部門とSBC DENIM部門のLEGENDクラス (40歳~年齢無制限)で西澤浩一郎選手(53)が二冠を達成した。

“イケオジ”会社員がFINAL大会を二冠で締めくくる!「悔いの残らないようにやってきたので本当に嬉しい!」
(画像=『FITNESS LOVE』より 引用)

もともと子育てが一段落したことをきっかけに、「毎年ひとつ何か新しいことに挑戦しよう」と決め、48歳でフルマラソン、49歳でスパルタンレース、50歳でトライアスロンに挑んできた西澤選手。コロナ禍でレースが次々と中止になりコロナ太りに陥った西澤選手が次に始めたのが筋トレで、10㎏以上の減量に成功した。その記念にと、昨年、次に挑戦を決めたのがボディコンテストだった。

「昨年は初挑戦の年ということもあり、無計画に1年間で10大会ほど出場しました。その結果、思うように身体づくりを進めることができずに昨年のFINALでは2部門で準優勝と悔しい結果に……。その反省を踏まえて、今年は4カ月ごとに増量、減量、コンテスト出場を繰り返し計画的に無理なく身体づくりを進めることができました」

その作戦が功を奏して、今年の開幕戦である3月の千葉大会ではSBC部門とTREND部門の2つでクラス優勝。幸先の良いスタートダッシュを決めると、8月の東京大会では新設されたばかりのDENIM部門でクラス優勝を果たすなど、一つずつ着実にステップアップを続けてきた。そして迎えた今大会では、日本一の座を狙いSBC部門、TREND部門、DENIM部門の3つにエントリー。引き締まった筋肉美を持ち前のセクシーで色気のあるポージングで披露し、見事にTREND、DENIMと2部門のLEGENDクラスで日本一に輝いた。

大会後には舞台裏で、「ついに念願の日本一獲りました!しかも2つの部門でなんて嬉しすぎます。DENIMも初代日本チャンピオンになれましたし、TRENDも昨年の悔しさを晴らすことができました。最終戦ということもあり、悔いの残らないようにやるだけやってきました。本当に嬉しいです!」と満面の笑顔で話す。

今回の成功の秘訣を聞いてみると、「納得いくまで身体を絞りきれたことかな」と西澤選手。

「毎回いろいろな方法を試しながら減量をしていますが、とくにFINALに向けては“絞り切る”ことをモットーに、体脂肪率7%まではローファットで、それからはローカーボで食事管理を行うとともに、11月に入ってからは朝と夜に最低でも1時間ずつ有酸素運動をかかさず40日間続けてきました。また、筋トレでは重量を最後まで落とさずに行いました。その結果、直前のカーボアップを含めて自分なりに納得のいく仕上がりとなりました」

1年間駆け抜けたシーズンを最高の形で締めくくった西澤選手。来年のコンテスト出場についてはまだ考え中とのことだが、今年はもう一つチャレンジを決めていたことがあるという。

「3年ぶりにマラソン大会に出場する予定なので、今はそれに向けてトレーニングしています。コンテスト出場については正直全くの未定です。もし出場するなら、短期間の増量と減量を繰り返しながらシーズンごとに挑戦してみようか、それともさらなる身体の進化を求めて、はじめて長期間の増量に挑もうか悩んでおり、来年のコンテストスケジュールが一通り出揃ったら考えようと思っています。しかし、せっかく続けてきた身体づくりはこれからも継続していきます!」

取材:FITNESSLOVE編集部 撮影:北岡一浩