このままズルズルと沈みゆくのか

懸命に這い出ようとする気配すら感じさせないのだから、この危機は深刻だ。

これでは、サバイバルゲームでは勝てない。

茹で蛙でもない。

それほど快適な環境ではないことは、皆さん、よく知っておられるようだが、目下はなす術がない、と事実上お手上げの状態なんだろう。

いずれ誰かがやって来るだろうと期待している風もない。

ただ、そこに黙って佇んでいるだけ。

実際には、それなりにアタフタしておられるのだろうが、そういう焦燥感すら漂わせていないのが、今の岸田内閣。

神経過敏でないのはいいが、神経が太すぎて感受性が乏しいように見えるのはよくない。

対処療法に終始して、根本的治療をしない、いや出来ないままに衰弱し始めているのが、今の日本ではないだろうか。

岸田さんが掲げた新しい資本主義の旗は、何だか不鮮明なままで、日本がどこに行こうとしているのかよく分からないところがある。

まあ、他に旗らしい旗を掲げる人がいないから、何となく岸田さんで日本の政治や行政が回っているところがあるが、いつになってもスッキリしない。

うーん、どうなるのかな。

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