北谷観光MaaS共同事業体は12月23日に、同社が運行している那覇空港と人気リゾート地である北谷町(ちゃたんちょう)を結ぶ直行シャトルバス「北谷エアポートエクスプレス」の利用者を対象に実施した、アンケート調査の結果を発表した。同調査は、7月30日~11月30日の期間に行われ、685名から回答を得ている。

那覇空港と北谷町を45分で結ぶ「直行シャトルバス」 利用者の「9割以上が満足」
(画像=「北谷エアポートエクスプレス」利用者、 9割超がリピート希望と高い満足度に,『BCN+R』より 引用)

 調査結果によれば、北谷エアポートエクスプレス利用者の9割超が「次回以降も利用したいと思う」と答えており、利用者から高い満足度を得ていることが明らかになった。

那覇空港と北谷町を45分で結ぶ「直行シャトルバス」 利用者の「9割以上が満足」
(画像=リピート希望の理由は「北谷町(那覇空港)まで一番早い」が最多に,『BCN+R』より 引用)

 北谷エアポートエクスプレスを「次回以降も利用したいと思う」と思う理由としては(複数回答)、「北谷町(那覇空港)まで一番早い」という回答がもっとも多く、以下「那覇空港で乗車できる」「誰も運転せずに利用できる」といった回答が続いている。

 北谷エアポートエクスプレスが、他のリムジンバスと異なる点としては、移動をただの目的と捉えず“沖縄観光のエントリーイベント”としている点が挙げられる。車内では、バスガイドが北谷町周辺の魅力を紹介するなど、地元ならではの観光情報をガイド目線のトークで伝えている。また、ポーたま(ポークたまごおにぎり)引換券、または北谷町のバス発着場横「シーフードハウスピア54」で使える食事券(大人:500円、小人:250円)が含まれており、移動手段にプラスしてちょっとしたワクワク感を楽しめるのも魅力といえる。

 北谷エアポートエクスプレスは、運賃が大人1500円、小人750円、5歳以下は無料。発着地は那覇空港/北谷トランジットセンター(うみんちゅワーフ内)。

 北谷町では、「北谷観光MaaSプロジェクト」として現地でもさまざまな移動サービスを提供しており、自動運転技術を活用した、ほかでは体験できない最先端モビリティを使った移動手段が、各分野から注目を集めている。

那覇空港と北谷町を45分で結ぶ「直行シャトルバス」 利用者の「9割以上が満足」
(画像=美浜シャトルカート,『BCN+R』より 引用)

 美浜エリアでは、主要ホテルやアメリカンビレッジといった商業施設へ無料で移動可能な自動走行カート「美浜シャトルカート」が巡回する。

那覇空港と北谷町を45分で結ぶ「直行シャトルバス」 利用者の「9割以上が満足」
(画像=ムーンライトクルーズ,『BCN+R』より 引用)

 昼間は実際の風景+バーチャル水牛が見えるMR(複合現実)を体験できるほか、夜はナイトアクアリウムでの異空間体験が楽しめる、自動走行モビリティ「ムーンライトクルーズ」も運行している。

那覇空港と北谷町を45分で結ぶ「直行シャトルバス」 利用者の「9割以上が満足」
(画像=ミハマシェアカート,『BCN+R』より 引用)

 さらに、低速電動カートのカーシェアリングサービス「ミハマシェアカート」を利用することで、美浜エリア内の自由な移動が可能になる。

 なお、ムーンライトクルーズとミハマシェアカートは、全国旅行支援による地域クーポンを利用できる。2022年内の対象は12月28日チェックアウトまで、2023年以降は1月10日からの宿泊が対象となる。

 北谷観光MaaS共同事業体が運行する各種モビリティサービスは、いずれもウェブサイトからの事前予約が可能となっている。また、同事業体は、ユーデックが幹事会社を務め、チャタモビ、那覇ハイヤー、美ら島、全日本空輸など11社が参加する。

提供元・BCN+R

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