寒ブリジギングにチェンジ
ポイントを移動すると、船長から青物の反応も出ているという情報があり、筆者は寒ブリ狙いのジギングにチェンジ。150gのジグから落としてみて、適度に底が取れるウエイトを探り、175g、205gとかえていく。205gがよさげか?
シャクリは基本のワンピッチからスタートし、スピードを変化させてみたりしてヒットパターンを探る。僚船からの情報か船長から「ゆっくりめで底の方でアタッてるみたいですよ」とのアドバイス。その言葉を意識してフワフワとしたゆるめのアクションで誘ってみると、ブンとマダイとはちがうアタリ。
1本目の青物を確信し重量感あるファイトを楽しみながら慎重にポンピングしつつ150m以上出ているラインを少しずつ巻き上げていく。釣り上げるとまるまるとした大きな魚体に、ブリかなと思ったが実測すると重さも長さも届かず。

その後、サイズアップはならなかったがさらにワラサ追加。たまに竿休めのタイラバでマダイも追加。時化の合間ということで時化後の荒食いと時化前の荒食いが重なったのか、明確な理由は分からないがとにかく魚の活性が高く、タイラバでもワラサのヒットもあり、逆にジギングでマダイのヒットもありと賑やかな状況だった。船長の情報によると他船でもブリが多数あがっていたようだ。また、港に戻ると別船でブリをキャッチしたばかりの釣友にも会った。

最終釣果
筆者の最終釣果。青物は75cm5kg頭にワラサ3本。マダイは1~1.6kgの型揃いで6枚。ゲストでレンコダイ1枚。ブリには手が届かなかったものの、お正月に向けて縁起のいい出世魚とマダイが揃い踏みの充実釣行となった。
タイラバを続けていた同乗者には二桁釣果のかたもいらっしゃった。筆者はマダイ6枚でもちょっとキープし過ぎかとも思ったが、自宅用以外の分は、年末年始に向けての縁起物ということで翌日にはお魚好きのかたがたにお裾分けで配り切り、たいへん喜んでいただきました。めでたし、めでたし。

今シーズン、海域の水温低下が遅いようでまだまだチャンスはありそうだ。



<宮崎逝之介/TSURINEWSライター>
子丸
出船場所:能生漁港