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サッカー日本代表元監督のジーコ氏は、長きにわたり明治安田生命J1リーグ・鹿島アントラーズを強化。今季からクラブアドバイザーとしてチームを支える中、Jリーグと日本代表のサッカーについて語った。
ジーコ氏は現役時代、Jリーグ創設期の1990年代に鹿島アントラーズで活躍。現役引退後は日本代表監督として2006年のFIFAワールドカップ・ドイツ大会(ドイツW杯)に参戦。2018年7月からテクニカルディレクターとして鹿島アントラーズの強化に当たっており、今季から役職がクラブアドバイザーへ変更されている。
そんなジーコ氏は今年5月に、ブラジル1部CRフラメンゴの公式インタビューに対応。現役時代に15年以上過ごした古巣クラブのユニフォームを身にまといながら、ブラジル人サポーターに日本のサッカーを解説している。
同氏はJリーガー時代で印象に残っている試合はあるかという質問に「一番記憶に残っている試合は特にないけど、大事なのはここで(日本)やった(全ての)ことなんだ」
「(日本のサッカー関係者)は私のことを信用してくれた。そして私はその想いに応え、日本のプローサッカーリーグの発展に貢献した。(そのことについては日本のサッカー関係者から)評価されていると思うよ。来日した時はそこまで素晴らしいプレーができると思わなかったが、成功できてよかったよ」と答えている。
また、日本サッカーと日本代表の現状について「今、日本のサッカーはアジアナンバーワンだ。Jリーグが誕生してからワールドカップにずっと出場し続けている。嬉しいことに、4年間にわたって日本代表監督も務めたけど、(日本代表監督として)最多勝利記録(37勝)を打ち立てたんだ」とコメント。ただ森保一監督が今年7月、ジーコ氏が持っていた日本代表の最多勝利記録を塗り替えている。
ジーコ氏のインタビュー動画はこちら。