手作りネクタイの生地
ネクタイの生地について
ネクタイの作り方。まずは使うものから。市販のネクタイ用の生地は絹が使われます。高級品やブランド品のダービータイはほぼ100%シルク製です。独特の光沢ややわらかな肌触り、シワになりにくいという利点がありますがとても高価な布地です。
100均ネクタイに使われている布
はじめて作る手作りネクタイで高級生地であるシルクを使って作るのは少し覚悟が必要ですね。そこで参考にしたいのが100均などで売られている、最近のカジュアルなネクタイ。こちらはポリエステル生地が使われていることがほとんどです。薄く軽く柔軟性もあり家庭での洗濯もしやすい生地でおすすめ。
裏布用生地は何がいい?
旭化成ベンベルグ AK700
スカートなどに使用するのと同じ薄地で、すべりの良い生地が向いています。贈り物用で材料にも手を抜けない方は高級裏地であるキュプラ(ベンベルグ)がおすすめ。少し質は落ちますが自分用や一度しか使わないような子供用にはレーヨンや薄手の綿サテンなどで代用することも可能です。
子供用やコスプレのフェイクネクタイ用の生地
生地にこだわるとつけ心地のよいネクタイに仕上がりますが、子供用やコスプレ用のフェイクネクタイなど柄や色にこだわりたい場合思うような布が見つからなくてこまることも。そんな場合はシルクやポリエステルにこだわる必要はありません。
たくさんのプリント生地が販売されているコットンやニットで作ってもよいでしょう。ただしニットをミシンで縫う場合は専用に押さえや糸が必要になるので適宜用意してください。
手作りネクタイの道具
手作りネクタイの作り方はいろいろ
ポピュラーな縫い方はミシンを使ってスピードアップときれいさが求められます。もちろんミシンで縫うのが良いのですが、1度しか付けないようなフェイクネクタイなどはグルーガンやボンドなどの接着剤で手軽に工作感覚で作る作り方もあります。
あると良い道具①ミシン
子育てにちょうどいいミシン
ミシンがあると手早く簡単に作ることができます。縫い方は直線縫いだけできる安いファミリーミシンでも良いですが、できればジグザグ縫いくらいはできると布端の始末もできておすすめ。手縫いで仕上げればロックミシンは必要ありません。
あると良い道具②針と糸
ネクタイの縫い方は手縫いで仕上げる部分も多いので、ミシンで縫う場合でも手縫い針と糸は用意してください。
裁縫セット 12色縫い糸あり
あると良い道具③ゴムやスナップ
starPG 6mm スナップ ボタン
アイロンやチャコペン、ハサミも用意します。ネクタイ作りで意外と重要な道具がものさし。ネクタイ用の布はバイアス(生地の織り目に対して斜めにカットされた布)で作るのが正式な方法。正バイアスという45度の角度を作るためにものさしが必要になります。本格的なネクタイを作るなら必ず手元に置いてから作業をはじめましょう。