清水港を釣りのホームグラウンドにしている筆者。釣り場で接することの多い港湾作業関係者には大きな感謝をいだいているようです。釣り場トラブルが全国各地で続出している今だからこそ伝えたい「ありがとう」を紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

堤防フカセ釣り愛好家が伝えたい【釣り場で出会った港湾作業関係者へありがとう】

国際貿易港の清水港

筆者のホームグラウンド「清水港」では、国際貿易港らしい釣り場環境が広がっています。釣り場にいるのはアングラーだけでなく港湾作業に従事する作業員の方々も多く見られます。筆者が釣りを始めた小学生時代からかわらない日常風景で、自然と港で働く作業員や関係者への敬意を持って釣りをする心構えが育まれました。

堤防フカセ釣り愛好家が伝えたい【釣り場で出会った港湾作業関係者へありがとう】タグボートと見えチヌ(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

釣りをさせてもらう

このような環境で釣りをする際に大切なものが「仕事場で釣りをさせてもらう」意識です。仮に自分の職場や作業場に仕事と全く関係の無い人がウロウロしていたら……と想像してみて下さい。作業の邪魔や支障になる行動をしないのは当然で、もし作業員の方々から指示があれば必ず従います。釣り場のマナーと併せて釣り場で働く方々への感謝と配慮の気持ちが大切です。

作業員と釣り人のいい関係性

筆者がよく訪れる複数の場所ではそれぞれ親しい作業員の方も多く、休憩中には作業員から話しかけてくれることも。釣りをしながら駄弁ることもあれば、日頃のお礼に釣った魚を渡すときもあります。日頃からほかの常連さんとの関わりもあって、釣り人と作業員の間でいい関係を構築しているため、マナー意識やモラルは高く、結果的に釣り場の維持にも繋がっています。

堤防フカセ釣り愛好家が伝えたい【釣り場で出会った港湾作業関係者へありがとう】釣り場から見える作業船(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

釣り場で体験した「ありがとう」

ではそんな清水港で体験した「ありがとう」を紹介します。

1、毎朝のゴミ掃除

残念ながら、どこの釣り場にも心ない釣り人が少なからず居るのは事実です。朝に釣り場へ行くと前日には無かった釣りのゴミが放置されていることも。とある場所では、付近のフェリー乗り場のスタッフが乗船待機スペースと併せて釣り場のゴミも掃除してくださっています。日頃から感謝の気持ちと同時に、訪れた釣り人が掃除をする姿を見ることでマナー意識の向上にも繋がっています。

2、釣りをしながらのんびり談笑

釣りをしていると通りがけに作業員の方が様子を見にくることも。作業の休憩時間には談笑しながら楽しく釣りをさせてもらい釣行の楽しさを増やしてくれます。

3、流れてきたゴミの回収

大雨や海が荒れた後は川から大量のゴミが流されてくることも。海面に浮いたゴミが仕掛けやルアーに引っ掛かり釣り人にとっても厄介です。浮遊ゴミや岸壁に打ち上がったゴミの回収のため、毎日のように専用の船と作業員が汗を流しています。釣り人にとってもありがたい存在です。

4、自転車を一緒に探してくれた

過去に釣り場近くで自転車盗難の被害に遭った筆者。情報を求めて付近にいた港湾作業員の方に話をすると、数人の作業員の方が一緒に周辺を探してくれました。結局見つからなかったものの、協力してくれた作業員の方には頭が上がりません。

堤防フカセ釣り愛好家が伝えたい【釣り場で出会った港湾作業関係者へありがとう】盗難被害自転車(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

5、釣果情報を教えてくれる

釣り場に訪れて話をすると「今朝○○が釣れてたよー」と釣果情報を教えてくれることも。現場で働いているからこそ分かる貴重な情報で、釣り人にとっては喉から手が出るほどほしいものです。実際、過去に港湾作業員からもらった情報が結果に繋がった釣行が何度もありました。

堤防フカセ釣り愛好家が伝えたい【釣り場で出会った港湾作業関係者へありがとう】処理中の魚(提供:TSURINEWSライター杉本隼一)

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<杉本隼一/TSURINEWSライター>

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