釣りをする人なら一度は試したことがある、使用済み釣り具の再活用。なかでもサオを改良して「孫の手」や「柄杓」などの小道具にする人が多い。今回はタモの柄を使った「物干し竿」を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター松田正記)
タモの柄の寿命
タモの柄は釣り具のなかで最も長く使える。使用頻度にもよるが、折れない限り10年前後は持つだろう。破損する場所は頭と尻。頭は、ねじ込み式のキャップで、ネジ山が擦り減ってタモ枠が締まらなくなる。一方、尻のほうは「いつの間にかキャップが外れている」ケースが多い。
下準備
それでは、物干し竿にするための下準備を説明しよう。まず用意するものは使用済みのタモの柄と、ビニールテープ。ひとまず、この2つがあればOK。
利点を活用
準備ができたら、サオの長さを調整する。とは言え、物干し竿を置く場所にセットしたサオを伸ばすだけ。伸び縮みする利点を活用するシンプルな方法だ。
ビニールテープで固定
次に伸ばした所(か所)を固定。これも単純で、ビニールテープを巻いて留める。野外なら3~4回巻き、屋内であれば2回ほどで十分。
注意点
最後に注意点をいつくか。屋内(部屋)の場合はサオを吊るすための小道具が要る。この場合、壁にネジや釘を打つことになる。壁は石膏(こう)や木製の薄いボードが大半なので、ネジや釘が耐えられず、すぐに外れてしまう。これを防ぐため、釘などを落ち込む際は壁を支える下地(骨組み)に打ってほしい。
下地は外側から軽くハンマーで叩いていくと、微妙な音でわかるはず。最近はホームセンターに下地チェッカーという専用の道具がある(まるで魚群探知機のよう)。あとはタコ糸などでサオを吊るせば完了。意外にタフな仕上がりになる。
本物よりも長持ちするころも
タモの柄で作った物干し竿、本物よりも強くて長持ちすることもあるようだ。とくに野外で使う場合は雨にも強いので、家計も助かる。
<松田正記/TSURINEWSライター>
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