「オルセー美術館」の”マネ/ドガ”(3月28日〜7月23日)も楽しみだ。いわゆる”印象派”とは一線を画し、光よりも都市、つまりパリを愛した画家。互いに好意を持ちつつ反発もしあっていた2人を並べて見ると、何を感じられるのか。

2023年は、ピカソ没後50年。世界各地でさまざまな企画展が開かれる中、パリの「ピカソ美術館」では、英国のファッション・デザインの巨匠ポール・スミスを招き、スミスの色彩でピカソ作品を演出する”ピカソ祝祭、色彩を纏うコレクション”(3月7日〜8月27日)を企画する。

ブルス・ド・コメルス

世界屈指のコンテンポラリーアートコレクターであるフランソワ・ピノーのコレクションを擁する「ブルス・ド・コメルス」では、影と光をテーマにキュレーションする”嵐の前”が2月8日〜9月11日に控えているし、マティスの1930年代の創作に注目する「オランジュリー美術館」での”マティス。カイエ・ダール、30年代の転換”も楽しみだ。

オランジュリー美術館

そして「ルーヴル美術館」では、ナポリの名門美術館「カポディモンテ美術館」とコラボレーションする、”パリのナポリ”(6月7日〜2023年1月)。同美術館の充実したルネッサンスコレクションを、パリのルネッサンスアート宝物殿である「ルーヴル美術館」で堪能できる、大注目の企画展だ。

魅力的な企画展が目白押しの2023年のパリ。好みの企画展を目指して、パリへの旅程を決めてみては?