まさかのズル引きで連発
釣れない時間が続き始めたため、普段はあまりやらない豆スプーンの縦釣りでもしてみようと試みるもこれも今一つ。もはやこれまでか。何か打開策はないかとタックルボックスを覗きながらダラダラ巻いていると、なんとヒット。試しにもう一度豆スプーンをズル引きするとヒット。こんなところに答えがいたとは!
毎投1尾であれよあれよと15匹。釣れない時間が長かったため、釣れるのが嬉しい、楽しい。なんてったって周りが釣れない中で1人釣れるのは正直爽快だ。「これでいいのか?」という思いもあっという間に消し飛び、魚からの反応がなくなるまでルアーローテーションも忘れてのめり込んでしまった。
久しぶりにスマホを覗くと納竿予定の時間。釣れないつらい時間もあったが、初エリアで38匹釣ることができ、私の中では充分及第だ。パターンやそのエリア特有の攻略法を探すのはエリアトラウトの言うまでもない魅力の1つだ。
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タックルについて
その魅力を増やすために欠かせないのがタックル。各社多くのトラウト向けの竿やリール、糸を販売している。私も一本トラウトロッドを持っているが、私は最近のメインは何の竿かわからない竿でやっている。劣化で竿の名前や対応のウェイトなどは見えないが、長さは6ftあるかないかくらいでウェイトは0.3g~8gくらいまでを竿の調子を見ながら使っている。タイプとしてはシャッキリしたアジングロッドタイプだ。
またラインはトラウトでは弾いてしまい釣りにくいと言われがちな組み合わせであるPEラインにフロロリーダーだ。そのおかげで場所移動などの通りすがりのアングラーからはよく覗き込まれる。もちろん、大会などでエリアトラウトを楽しむ層の人から見れば冷笑物だろうし、アタリを弾かないの?という声が聞こえそうだが、一般ユーザーが楽しむ分には全く問題なく釣ることができる。
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私も最初はアタリを弾いてしまう気もしたが、上記タックルで3桁オーバーを釣果が出ることもあれば60~70cmクラスの大型マスも普通に上がる。私の腕ではナイロンタックルとかわらないのが現在の答えだ。なんならこのタックルでメバリングやアジングといった海のライトルアーゲームからハゼのちょい投げ釣りなど多くを楽しませてもらっていている。周りに迷惑を掛けなければ周りに囚われず遊びである釣りの中でいろいろ試して遊んでみて欲しい。
寒い時期に楽しめる貴重な釣り物である管釣り。多彩なルアーが多くルアー釣りの引き出しを増やすにももってこいだ。たまにはいつもと違う視点で釣りをしてみるのもいいだろう。
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<永井航/TSURINEWSライター>
フィッシングキャンプエリア瑞浪