日本ではどんどん寒さが厳しくなってきていますね。それに対しタンザニアは、12月に入ると日を追うごとに暑さが増していきます。これから大雨季の始まる3月まで、過酷な太陽が照りつける乾季が続きます。暑すぎても寒すぎてもどうにもテンションが上がらず、家でグダグダしたくなっちゃいますが...。何か楽しみを作ると、自然と身体も軽くなり、外出しやすくなるかもですよね!
今回はタンザニアで最近人気を博している、青空市場についてお伝えします。
タンザニアの青空市場
タンザニアではよく青空市場が開催されます。基本的に普段から、ストリートに叩き台のような物を置いて売っている人はたくさんいます。主にバス停の駅周辺に多いのですが、特に人通りの多い始点・終点・乗換駅には、所狭しと屋台が並んでいます。用事もないのに通りかかると、ついつい覗いてしまいます。

そんなお店たちと区別して、青空市場はマーケットという意味のスワヒリ語「gulio(グリオ)」と呼ばれています。グリオは毎日場所を変えて6ヶ所を順繰りに回っています。どうやら開催している団体がいくつかあるようで、それぞれの団体によって巡る地域が違うようです。
基本的には外国からの中古品が安く売られていて、掘り出し物も多くあります。新品も売られていますが少なめな印象、フレッシュな野菜も手に入ります。食材はもちろん、洋服・台所用品・寝具・アクセサリーなどさまざまな魅力的な品が、破格のお値段でゲットできちゃいます。

ただほとんどの商品は洗われておらず、埃まみれのままです。服であればシミがついていたりほつれていたり、チャックが上がらなかったり。食器であれば欠けていたり、不揃いであったり...と、日本では売られていないだろうものも堂々と売りに出されます。買う際にはよくチェックする必要がありますね。
値段の見極め方
このマーケット、当たり前ですが値段の表示がありません。お店の人にいちいち尋ねる必要があります。ただ外国でよくあることですが、最初は高めの値段を言われます。そこから交渉して、無難なプライスへ双方合意できるよう持っていかねばなりません。ただもともと呼び込みで値段を公言している場合は、すでにお安いので値段交渉は必要ありません。

外国語で値段交渉...ハードルが高く感じられますよね。そもそも相場が分からないと、騙されているのかも気付けません。かといって値下げさせようと必死になると、お互い後味の悪い気分になってしまうかも。そこで筆者が使っている、値段を簡単に知る方法をお伝えします!
1. お客さんにこっそり聞く。
なるべく地元のお客さんがすでにいるお店を選びます。お店の人に気づかれないよう、さりげなくお客さんに「これいくらなの?」と聞きます。お客さんは言われた値段をそのまま言ってくれるので、外国人プライスではなく現地人プライスが分かります。
2. お目当てのものに似たものの値段を聞く。
お目当てだとバレてしまうと、気に入ってるとたくさんお金を支払うだろうと思われて、めちゃくちゃ高い値段を言われてしまいます。まず似たものの値段をいくつか尋ね、そのついでという感じでさりげなく聞きます。
3. 他のお店で似たようなものの値段を聞く。
同じような商品を売っているお店でいくらか聞いておくと、値段の比較ができます。何個か値段が分かっていれば、相場を推測することも簡単になります。

注意が必要なのは、買う気がないのに値段交渉を始めてしまうことです。とりあえず相場が知りたいだけなら、相手の言う値段を知るにとどめるといいでしょう。「安くして」「〜くらいにはなる?」と聞いてしまうと、それは買いたいという意思表示になってしまいます。それで最終的に買う気がなかったと分かってしまうと、相手を不快にさせてしまいます。