江戸川に面した街である柴又。「男はつらいよ」の舞台となった街としても有名です。そのイメージ通り昔からの建物が多く残っており、下町情緒たっぷりの雰囲気が広がっていることが魅力です。柴又で雰囲気ばっちりのおでかけを楽しんでみましょう。
柴又はどんな街?

東京都葛飾区、江戸川沿いに位置している街・柴又。古くから題経寺(柴又帝釈天)の門前町として知られており、当時の趣を残した建造物が多く残っているのが特徴です。江戸川を挟んだ対岸には千葉県松戸市があり、渡し船「矢切の渡し」で通行するようになっています。毎年8月には柴又やその周辺駅を中心に「江戸川花火大会」が開催され、東京都の夏の風物詩として人気を集めています。
「男はつらいよ」の舞台
柴又は多くの作品のロケ地として使われ、レトロな雰囲気の下町として知られています。特に、映画「男はつらいよ」はある一定の年代以上の方におなじみですが、この舞台となったことで、柴又の知名度がさらに上がりました。柴又の駅前には渥美清演じる「寅さん」の銅像があるほか、あちこちに舞台となった施設があり、作品ファンが聖地巡りに訪れることも多くあります。
柴又駅の特徴

柴又駅は京成電鉄金町線が乗り入れています。瓦葺き風の駅舎がまさしく「男はつらいよ」の雰囲気のような、レトロな風貌になっています。駅名表示は駅前広場に面する駅舎上部のみ「柴叉」という表記が使用されています。また柴又駅から南へ徒歩10分ほどで、北総線の新柴又駅にアクセスが可能です。
駅前

柴又駅の改札は一つで、改札を出ると駅前の広場が待ち合わせスポットとなっています。中央に「寅さん」の銅像が立っており、広場を囲むようにお店が並んでいます。柴又駅周辺は「男はつらいよ」の監督である山田洋次の意見も大きく取り入れているのだとか。ちょっとホッと一息つきたくなるようなゆるい雰囲気が、多くの人々を惹きつけているのかもしれません。