国内産にはない
独自性の高い味わいが魅力
外国ブランドビールの魅力は、なんといってもそのオリジナリティの高さだ。
たとえば、パナバックが手がけるドイツ直輸入の「ヴェリタスブロイ」は、世界初0.00%までアルコールを除去しながらもプレミアムビールとしての味わいを実現。さらに、天然素材と発酵によって驚くほどの健康機能性を保持している。アルコールのように味わいながら、飲むほどに健康効果を期待できるというわけだ。昨今、心身の健康を保つために、あえてお酒を飲まない「ソバーキュリアス」と呼ばれるライフスタイルが若い世代の間で話題を集めているが、そうしたソバーキュリアンたちにも支持されるノンアルコール飲料だ。
若者からの支持の高さでは、英国のクラフトビール界でカリスマ的存在の「ブリュードッグ」も忘れてはならない。独創的な味わいもさることながら、「PUNK(常識に逆らう)」をキーワードにしたコミュニケーションは若者の心を揺さぶり、熱烈なファンを増やしている。
一方、三井食品が長年展開している「CHIMAY(シメイ)」シリーズは、ベルギービールの代表格として支持されており、多彩なラインアップが魅力だ。熱処理・ろ過を行わず、瓶詰の直前に新鮮な酵母を加えてつくるため、味のグラデーションを楽しめる。
また、23年1月に発売する巨林フーズ&リカーの「グランドモルト」は、欧州産の良質な麦芽を使い、ドイツ・ハラタウ産のアロマホップを使用。世界的ビールメーカーのフランス工場でつくられるプレミアムグレードな味わいが魅力だ。
ほかにも、多種多彩な外国ブランドビールが日本市場に登場しており、ビール市場の再活性化に一役買っている。
提供元・DCSオンライン
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