野生では絶滅の危機
![カワイイ動物の「チンチラ」は、野生では絶滅危惧種の保護動物だった!](https://cdn.moneytimes.jp/640/425/NDOJjERTXfSfXkpbyIYTFjdWICqtvIXl/99cd7dbd-9fcc-4d45-bbed-5b30b8ababcf.jpg)
(画像=『FUNDO』より 引用)
世界中でペットとして飼育されているチンチラですが、野生のチンチラは絶滅危惧種に指定されています。
食肉・毛皮のために乱獲された
なぜ野生のチンチラが絶滅の危機に瀕しているのかというと、それは食肉や毛皮のために乱獲されたことが原因です。
チンチラは食肉として現地の人に食べられていただけではなく、美しく上質な毛皮を加工利用するために乱獲されてきました。
現在はワシントン条約で輸出入禁止!
乱獲によって数を減らした野生のチンチラは、サイテスⅠに属する保護動物です。
これは3つあるサイテスの中で最も絶滅の危機に瀕した動物に適応されるカテゴリーで、パンダと同じ位置に属しています。
それほど野生のチンチラが貴重であるということを示しています。 そのため、野生のチンチラを輸入することはできません。
とはいえ、ペットとして飼われているチンチラは繁殖させられたものであり、野生のものとは違い飼育が禁止されているわけではありません。
世界中のチンチラは親戚?
![カワイイ動物の「チンチラ」は、野生では絶滅危惧種の保護動物だった!](https://cdn.moneytimes.jp/640/480/GAITPdMknIAZDBrsCJEHfBACXAlTdgkR/f2febd1b-8608-43c3-9ab2-8876e55fe65d.jpg)
(画像=『FUNDO』より 引用)
世界中にいるチンチラは、親戚だと言っても過言ではありません。
その理由は、ある男性がチンチラを広めたことに関係しています。
チャップマンのチンチラ
ペットとして飼育できるチンチラは繁殖されたものなのですが、それを最初に持ち込んだのはチリ北部の鉱山で働いていたアメリカ人「マティアス・F・チャップマン」という人物だったそうです。
彼がチンチラのオス8匹とメス3匹をアメリカに持ち込んだものが繁殖し、それが広まっていきました。
今では世界中でペットとして飼われるようになっているため、ある意味で飼育されているチンチラはみんな親戚と言えるのかもしれません。