関西では黒枝豆の季節になるとTV番組や雑誌で丹波篠山の特集をよく見かけますが、黒枝豆の収穫が終わった秋の終わりから冬にかけてもたくさんの魅力があります!
今回は、冬に向かう丹波篠山のちょっと懐かしい風景と共に黒豆スイーツを楽しみ、色々な和装の変身写真にも挑戦してきました!!城下町そのままの商家をリノベーションした『篠山城下町ホテル NIPPONIA』にも泊まり、心は町娘!!
2023年公開の話題の映画のロケ地にもなった篠山城跡を中心に、日本の冬を満喫する私の丹波篠山旅を紹介します。
目次
秘境スイーツを求め篠山スイーツサイクリング
篠山城跡と城下町にて変身七変化
秘境スイーツを求め篠山スイーツサイクリング

とにかく甘いものが大好きな私!!まずは、丹波篠山に旅行に行くと決まった時に観光ホームページで見つけてしまったのが『丹波篠山黒豆スイーツフェア 2022』でした。何て素敵なパンフレットに企画!!
どれも美味しそうで選べないですよね。。そうなんです。それで、とりあえず私は、部門ごとにマルをして(モンブラン部門、パン部門。。。)その中で1番食べたい物にチャレンジすることにしました。

まずは基本の黒豆ソフトクリーム。
丹波篠山観光の起点になる観光案内所のお向かいにある大正ロマン館で購入。ソフトクリームはいろんなお店で、栗ソフトクリームと共に販売されているので、お気に入りのお店を見つけられると楽しいですね。

続いて、雪岡市郎兵衛洋菓子舗(雰囲気ある名前ですね)で丹波黒豆のチーズケーキをテイクアウト。お店の雰囲気もかわいい。近くに黒豆パンで有名な小西のパンもあるので一気にお土産をゲットできますね。
どちらも、黒豆たっぷりでした。人気のお店なので、ぜひ早めに!!

パンと言えば、黒豆食パンの黒風堂。こちらは、どっしりめの食パンに黒豆がたくさん。お店で黒枝豆も販売していましたよ。

今回は、パンフレットの表紙にも掲載されているヴィーガンレストラン『サンライス・キッチン(sun rice kitchen)』の黒豆モンブランを目指して、往復約20kmの道のりを走ることにしました!!写真の電動自転車は、篠山観光案内所でお借りしました。(※レンタルする時に身分証明書が必要ですのでご注意ください)
ちなみに、受付のお姉さんは全力で引き留めてくれました(冬場は返却の時間が早いので)が、素敵モンブランを目標に、私はあぜ道を駆け出しました。
写真は無事に帰り着いた時に、受付のお姉さんに撮ってもらいました。やりきった感があるのは、そのせいでしょうか...(笑)

癒される〜と思いつつも、田んぼの中を走るルートはどうしても『この道走ってていいの?』という不安が足の動きを鈍らせます。スマホの地図アプリ頼りなのですごい勢いで電池が減っていきます。モバイルバッテリーと自転車につけるスマホホルダーがあれば、とても便利だと思いました。私は、モバイルバッテリーを預け荷物にしてしまい、帰り道大変でした...
今回私は使用しませんでしたが、丹波篠山ではサイクリストが楽しめるおすすめのサイクリングマップも紹介しています!
ミッションアプリDⅢGを使ってミッション成功すると、丹波篠山の名産品が当たる抽選に応募できます。私はアプリ入れていたんですけど、起動するのを忘れてました。。(アプリの時だけGPSにしてたので。。しょんぼりです)
そんなこんなで、車がびゅんびゅん行き交う国道や逆に人の気配が無い田んぼの真ん中を走り続けて、案内所のお姉さんが一生懸命細かい路地まで調べてくれたおかげで、何とかたどり着きました!!(往路は372号線と田んぼの中を駆け抜け、復路は国道702号の坂道を駆け上がりました)私が到着した時はランチとカフェの間くらいの時間。その時間でもたくさん車が停まっていて、噂通りの人気店でした!

素敵なお庭を抜け、日本家屋風の建物にやってきました!!
人気過ぎて、待ち時間45分(お庭で山の風景眺めて休憩していました。地元にお住まいらしき方たちは、近くを散策したりもしていらっしゃいました)、オーダーを3分で決めて、10分で召し上がる!という食いしん坊ならでは!のスゴ技を発揮!(オーナーさん、急いで出して下さりありがとうございました)し、慌ただしく往復約1時間半のサイクリングを終えました。

お目当てのモンブランは売り切れてしまっていたので、ひと目ぼれした「本日のRow Sweetsプレート」2,300円(ドリンク付き)を選びました。可愛い!このプレートもSNSで見ていて食べたかったので幸せいっぱいでした。
そして、黒豆のモンブランもプチサイズで登場。少しずつ味わって。。種類はあるけどこだわりのヴィーガン素材でお腹にもたれないのが嬉しいです。(そして、往復全力サイクリングだから、カロリーも、気分的には全力消費)
次回はランチを、ゆったりした時間で味わいたいです!
【sun rice kitchen】
- 住所:兵庫県丹波篠山市向井319-3
- 営業時間:11:00~16:00
- 定休日:月、木、金

食べた後は、観光案内所が閉まるまでに帰るだけ!こんな感じの道を全力で!篠山城跡の周りも素敵なんですけど、こののどかな風景が、どこも絵葉書みたいでついつい時間無いのに、たくさん写真撮ってしまいました。
サンライス・キッチンの他にも色んな場所に(奥まった所にも!)美味しいスイーツ店があります。まだまだ私も開拓したい!(そしてカロリーも消費したい)
ぜひ、黒豆スイーツフェアのパンフレットを片手に素敵な里山の風景を堪能しながら、スイーツサイクリングスタンプラリーはいかが?
篠山城跡と城下町にて変身七変化

丹波篠山といえば、やはり篠山城跡と城下町ですよね!
私はバスで篠山口駅からバスで城下町エリアにやってきたのですが、お城のお堀と石垣とが見えてきたらなんだか江戸時代にタイムスリップしたみたいにドキドキしてきました。
1. 篠山城大書院
篠山城跡には天守閣はありませんが、メインの篠山城大書院まで少し坂道をのぼって行きます。

おお!この眩しさは、太陽のせいばかりではありません。
こちらが篠山城大書院です!
単独の入場券は大人400円(大人以外は後述)ですが、複数訪問される方は4つの歴史館めぐりの共通入場券がお得です。通常期は大人 600円(大人以外は後述)、特別展の期間中は通常期金額に追加200円が必要です。

そして、すっかり気分は江戸の民になっていた私は、さらに江戸時代を堪能すべく城下町変身七変化を決行することを心に決めたのです!(チャ〜ラララ〜チャラララ〜「暴れん坊将軍」のイメージで)
まずは甲冑着付け体験。甲冑の着付けができるスタッフさんがいないと体験できないので、事前に電話予約をお願いします。
ちなみに、真ん中にかかっております打掛気付体験は、甲冑の着付けと別料金です。こちらは羽織るだけなので、気軽にチャレンジできるとのこと。篠山城跡だけで、2つの変身体験ができちゃいます!

私が訪問した日は、篠山城跡の戦国祭の準備中でいつもよりたくさん甲冑が展示されているとの事で、壮観な並びをどうぞ!
この精巧な甲冑は市内在住の時本昭男さんの手作りとのこと!!色んなパーツから構成されていてこれが手作りとは驚きですね。どんどん作品が増えているそうです。これからも楽しみですね。

今話題の織田信長の甲冑です!
話題のあの人が映画「レジェンド&バタフライ」のロケで撮影したという上段之間をバックにポーズ。(ちゃんと撮影した部屋を確認しました!)

引き戸を開けて見える庭と城下の風景が、本当に殿様になった気分ですごくいいです。見学者のおじさんに「おもちゃの剣とか持ってきたらもっといいんちゃう〜?」とアドバイスいただいたので、これから行かれる方はぜひご参考に。

館内の展示の説明がわかりやすく、お城のミニチュアが在りし日を偲べて、ずっと見てられます。シアター室のビデオもショート作品なので、短時間で篠山城跡の歴史を知ることができます。歴史を知ってから見る篠山城跡はまたひと味違う深さがあります。
そして、売店にはお城グッズが豊富なんです。日本100名城の1つでもありますので、お城カードや御城印などマニア垂涎の品物からおもしろグッズまで(ショーケースの中までよく見てほしい)。ここでしか買えないお城を感じるグッズを手に入れて下さいね。
【篠山城大書院】
- 住所:兵庫県丹波篠山市北新町2-3
- TEL:079-552-4500
- 営業時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
- 休館日:月曜日/年末年始(12月25日~1月1日)
※祝祭日は開館、翌日休館 - 入館料:〈単館〉大人 400円 /高校・大学生 200円 /小・中学生 100円
〈歴史4館〉大人 600円/高校・大学生 300円/小・中学生 150円
2. 歴史美術館

続いて、参りましたのが『歴史美術館』。
こちらも単館ですと通常期は、大人300円(大人以外は後述)、特別展の期間中は通常期に追加して200円が必要です。
ここでは商店街の『着物レンタル花菱』の着物を着ました!
私の着ているのは、着付け込みで4,950円でした。こちらも着付けが必要なので事前予約が必要です。着物選びから着付けまで大体1~2時間くらいは余裕を見るといいと思います。着る前はちょっと恥ずかしいかなーと思っていましたが、街に出るとしっくり来てすごい良い気分で観光できました!街娘気分満喫できるのでおすすめです。

建物は1891年に建てられた日本最古級の木造地方裁判所です。
こちら内部の当時の法廷です。コロナ以前は法廷服の貸出もしていたそうです。これが復活したら、篠山での変身体験が1つ増えますね。

事前予約が必要ですが、王地山焼箸置きづくり体験ができます。お殿様の窯、王地山焼の型抜きで箸置きが作れるワークショップなんです。お値段は700円。この体験だけではなく、その後焼き上げて後日郵送という待ち時間もありますので、ワークショップから届くまでわくわくしますね。

【歴史美術館】
- 住所:兵庫県丹波篠山市呉服町53
- TEL:079-552-0601
- 営業時間:9:00~17:00(16:30受付終了)
- 定休日:月曜日/年末年始(12月25日~1月1日)
※祝祭日は開館、翌日休館 - 入館料:〈単館〉大人 300円/高校・大学生 200円/小・中学生 100円
〈歴史4館〉大人 600円/高校・大学生 300円 /小・中学生 150円
3. 安間資料館
お城の南西側、御徒士町武家屋敷群を歩いて行くと3館目の『安間資料館』があります。
着物を着てこの辺りを歩くのがだんだん快感になってきました。着物の馴染みと歴史ある街並みがいい感じです。お庭も静かで癒されますし、瓦葺の屋根が優しいい雰囲気です。ここでは、古文書や昔の武具、生活道具を見学できます。

1番のおすすめは、この水琴窟。聴き方がよくわからなかったのですがわかってからは嬉しくて、新しく訪問されるお客さんに教え魔を発揮してしまいました。
あまり聴かないような音色ですので、この機会に耳を澄ませてみてください。

ここでも変身できますよ!なんと...無料です。
「父とおはるのなり方」というポスターが貼ってあるので、こちらに沿って自ら着付けてみましょう。私は着物着ていましたので、残念ながら諦めましたが。ここで2着の変身ができます。カツラまでOKです!
カツラは被ったのですけど、あまりに時代劇コントみたいな仕上がりだったので写真公開は控えておきます。自撮りなので余計に。。アップに耐えられませんでした。
とはいえ楽しい体験になりますので、旅の思い出作りにおすすめです!
他にも、事前予約が必要になるものですが、人気の抹茶体験や竹のおもちゃ作りが体験できます。この体験をしたらより武家の娘としての気持ちに入り込めちゃうのではないでしょうか?

お店の外観もこんなに私の街娘気分を削がない素晴らしさ、中庭も素敵な『箱鮨 澤藤』でお昼ご飯をいただきました。ここに向かう途中、お城の堀端を堪能できます。

会社の友達に丹波篠山に行くなら絶対おすすめだよ!と教えてもらった箱鮨。可愛い過ぎませんか??どこから撮っても映えます。そして、とてもとても美味しいです。ほっこりした時間を過ごせました♪
4. 青山歴史村

4館めぐりの最後を飾るのは『青山歴史村』です。こちら単館ですと大人 300円(大人以外は後述)です。
こちらはデカンショ館です。歴史ある丹波篠山の夏祭りであるデカンショ祭りをわかりやすい展示で伝えてくれます。一度生で見てみたいですね。

そして、ここでも無料で袴と学ランマントの変身ができます。自身で着付け必要ですので、やや四苦八苦しましたけど(袴の前後の正解が分からなかった)遠目だったら、いい感じですよね?(そう言ってください!!)
このお衣装を着て、雰囲気のある篠山藩主青山家の別邸で、なりきり体験ができるなんて安間家の「父とおはる」以上に誰かお相手が欲しくなる変身体験でした。
こちらでも事前予約制ですが、香りづくり体験などができます。ネットからも予約可能ですよ!乙女な気分に浸れそうです。