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霧が龍のようにうねりながら流れていく風景「雲龍」
光と音のファンタジーショー

霧が龍のようにうねりながら流れていく風景「雲龍」

最初にご紹介するのは「雲龍」です。十勝平野の中心に流れる十勝川は冬になると放射冷却によって氷点下15度を下回る日が続き、明け方になると川面に霧が発生します。町の高台にある展望台から眺めると、立ちこめた霧がまるで龍のように蛇行しながら太平洋に流れ出る風景を見ることができるのです。こちらが展望台からの風景です。

「北海道はね・・・冬がいいんですよ」
(画像=『たびこふれ』より引用)
「北海道はね・・・冬がいいんですよ」
(画像=『たびこふれ』より引用)

(撮影:浅賀信吾)

「北海道はね・・・冬がいいんですよ」
(画像=『たびこふれ』より引用)
「北海道はね・・・冬がいいんですよ」
(画像=『たびこふれ』より引用)
「北海道はね・・・冬がいいんですよ」
(画像=『たびこふれ』より引用)

(撮影:浅賀信吾)

写真だけでは良さが伝わりきらないかもしれませんが、太陽が顔を出した時は本当に感動しました。神秘的で幻想的な風景に私は呆けたように見入っていました。

この早朝の景色を見る絶好ポイントは十勝が丘展望台で、十勝川温泉エリアの各ホテルからは無料シャトルバスで「日の出鑑賞ツアー」が運行されています。私が泊まった十勝川第一ホテルからは6:15発で展望台に向かいます。気温はとても低いのですが、展望台には寒さを和らげるプレハブの休憩所とホットコーヒーもサービスされ、ガイドさんから説明を聞くことができます。所要時間は移動を含め約1時間ですので、朝食前にちょうど良かったですね。この十勝が丘展望台は広大な十勝平野を見渡すことができる場所で、新年の初日の出の人気スポットだそうです。
遠くには日高山脈の稜線(標高1,500~1,800m)が見え、まるで絵画を見ているかのようでした。(※日の出鑑賞ツアーは期間限定です。事前に各ホテルにご確認ください)

「う~十勝っていいトコだなあ~」って純粋に思いました。

第一ホテルさんからは十勝大橋に立ち込める霧を見ることもできます。

「北海道はね・・・冬がいいんですよ」
(画像=『たびこふれ』より引用)

サンフランシスコのゴールデンゲートブリッジみたいじゃありませんか?

光と音のファンタジーショー

さて次にご紹介するのは、冬のイベント「彩凜華(さいりんか)」です。

「北海道はね・・・冬がいいんですよ」
(画像=『たびこふれ』より引用)

北海道の冬のイベントといえば言わずと知れた2月に行われる「さっぽろ雪まつり」ですが、それが終わったら冬のイベントが無かったことが各観光協会の悩みだったそうです。それで道内のいくつかの町が冬のお祭りをやろうと立ち上がり、ここ十勝川エリアでは「十勝川 白鳥祭り」というイベントを始めました。十勝川には毎年白鳥が1,000羽以上も飛来することからその名が付いたそうですが、今年で第27回を数えるほど続いているそうです。

ここの特徴としては、他の町のイベントの参加者は観光客が多いのに対し、地元の人たちの来場が多いことだそうです。それだけ地元に根づき、愛されているということなんですね。今年は1/27~2/23の期間開催され、私が訪問した時も大変賑わっていました。
ほのぼのとして手作り感のある温かい印象でしたね。チョコレートをホットミルクで溶かしたドリンクも体を温めてくれました。

「北海道はね・・・冬がいいんですよ」
(画像=『たびこふれ』より引用)
「北海道はね・・・冬がいいんですよ」
(画像=『たびこふれ』より引用)