目次
3. 鴨川シーワールドのエリアごとの見どころ
4. 鴨川シーワールドのショー・イベント情報
3. 鴨川シーワールドのエリアごとの見どころ
それでは、鴨川シーワールドの見どころをエリアごとに解説していきます。鴨川シーワールドは、日本でも有数の延べ面積を誇る大きな水族館で、さまざまなショーも開催されます。見どころを押さえて上手に周りましょう。
3.1 エコアクアローム(見ることができる生き物:イワナ・サワガニ・ヒメマス・マンボウ・タカアシガニほか)


メインゲートを入ってすぐの場所にある「エコアクアローム」は、川の源流から海に至るまでの「水の一生」を再現した展示ゾーンです。地元の川の様子や、外房の海の中の様子などをジオラマで鑑賞することができ、環境の大切さを学ぶことができます。

川の上流エリアではアユやニジマスなどの清流に住む魚たちをたくさん見ることができます。海に近づくにつれてウニやヒトデ、イソギンチャクも登場します。

激しい波がぶつかる磯の岩陰エリアには、ミナミハタンポやネンブツダイなどの磯魚が激しい波を避けて集まっています。

干潟エリアには、準絶滅危惧種に指定されているトビハゼも!

砂底の沖合エリアには、エイやサメも飼育されています。ゆらゆらと泳ぐ大きなエイが行ったり来たり。
3.2 トロピカルアイランド(見ることができる生き物:スズメダイ・チョウチョウウオ・クマノミ類・サメ・エイ・ウミガメほか)


「トロピカルアイランド」では、南の海に生息するカラフルな熱帯魚たちに出会えます。南国の白い砂浜を再現した「エメラルドの入江」に一歩足を踏み入れれば、すっかり南国気分に!

キリバスのサンゴ礁をモデルにしたという水辺には、ウミガメもお目見え。興味津々の様子でこちらに近づいてきます。

サンゴ礁の外海に面する洞窟を再現した「幻想の岩場」では、ハナゴイなどのカラフルな魚たちが身をひそめています。光に照らされてとってもキレイ!

ダイバー気分でキンメモドキを見学できる岩場にも注目!青い光に照らされて幻想的な気分を味わえます。

映画などで人気のカクレクマノミもたくさん!オレンジ色のかわいいクマノミたちを見ようと、水槽のまわりには子どもたちが集まっています。

トロピカルアイランド一番の見どころは、巨大な水槽「無限の海」。大きな水槽が天井まで続いています。エイやサメなど30種類の魚たち約1,000匹が泳ぐ姿は圧巻!いつまでも見ていたいような気分になります。
3.3 ロッキーワールド(見ることができる生き物:カリフォルニアアシカ・ゴマフアザラシ・セイウチ・トド・バンドウイルカ・フンボルトペンギンほか)

太平洋の5つの海を再現した「ロッキーワールド」では、アシカやアザラシたちが、自然に近い環境でのびのびと暮らしています。
ロッキーワールドの地上階(屋外)では、アザラシやセイウチたちが岩場でのんびりとくつろいでいるのを見学できます。しかし、ロッキーワールドの魅力はそれだけではありません。なんと、地上と地下で水槽が繋がっていて、同じ生き物を地上・地下の両方から観察することができるのです。
3.3-1 アシカ・アザラシの海(見ることができる生き物:アシカ・アザラシ)

ロッキーワールドのエリアに入ってすぐの場所にあるのが「アシカ・アザラシの海」。アメリカ・カリフォルニア沿岸の環境を再現しています。コミカルな動きがかわいいアシカとアザラシたちが仲良く暮らしています。

お天気のいい日には水面近くでひなたぼっこ!

そしてこちらが水中から見たアシカ、アザラシたち。地上から見た姿とは打って変わって、ハイスピードで水槽の中をスイスイ泳いでいます。

水槽にカメラを向けていると、アザラシが興味津々の様子でこちらに近づいてきてくれました。このつぶらな瞳がなんとも愛らしい。
3.3-2 セイウチの海(見ることができる生き物:セイウチ)

「アシカ・アザラシの海」のすぐ向かいにある「セイウチの海」では、ベーリング海の東側、アラスカの環境が再現されています。セイウチといえば大きな体と牙が特徴。大きな牙は、流氷に登るときや、オス同士が争うときに使われます。そう聞くとなんだかおっかない印象を受けますが、見かけによらず人懐っこい性格で、とっても好奇心が旺盛なのだそう。

お腹を見せながらぷかぷか浮いているセイウチの姿を見ていると、なんだか心が和みます。

水中から見てみると......この迫力!大きな牙が目の前に迫ります。
3.3-3 トドの海(見ることができる生き物:トド)


ロッキーワールドの一番奥にある「トドの海」では、千島列島の沿岸地が再現されています。大きな岩から空を見上げるトドの姿は、威厳たっぷり!タイミングがよければ、トドが岩から豪快にダイブする姿を見られるそうですよ。

トドたちの食事風景を見られるフーディングタイム。エサとなる魚たちを次々と飲み込んでいきます。
3.3-4 ペンギンの海(見ることができる生き物:フンボルトペンギン)


ロッキースタジアムのすぐ横にある「ペンギンの海」では、チリ沿岸の環境を再現。思い思いに過ごすフンボルトペンギンたちを、至近距離で観察することができます。

岩の上に登ったり、水の中をチャパチャパと歩いたり。敷地内をせわしなく動き回ります。歩く姿がとにかくキュート!
3.3-5 イルカの海(見ることができる生き物:イルカ)

「ペンギンの海」のすぐ向かいにある「イルカの海」では、奄美群島の近海が再現されています。ショーで見ることの多いイルカですが、ここでは広い水槽の中で自由に泳ぎまわる姿を見ることができます。

運が良ければ、目の前でジャンプしてくれることも!水しぶきがかかるほどの近さに大興奮です。

地下の水槽では、イルカたちが美しい姿でスイスイと泳ぐ様子を見ることができます。あまりの美しさにうっとり!
3.4 ポーラーアドベンチャー(見ることができる生き物:オウサマペンギン・ジェンツーペンギン・イワトビペンギンほか)

ロッキーワールドの地階に位置するポーラーアドベンチャーでは、南極の環境が再現され、オウサマペンギンやジェンツーペンギンたちが暮らしています。岩の上をペタペタと歩いたり、水の中をスイスイ泳いだり。愛らしいペンギンたちを見ようと水槽の前には多くの人が集まっています。

岩の上をペタペタと歩く姿がかわいいペンギンたち。歩いていたかと思うと、突然水の中にダイブ!

水の中ではスイスイ泳いだり、水面にプカプカ浮かんだり。気ままに過ごすペンギンたちから目が離せません!
3.5 ピリカの森(見ることができる生き物:エトピリカほか)


同じくロッキーワールドの地下に位置する「ピリカの森」では、北アメリカ・アラスカ沿岸の環境を再現。北の海に住む希少な海鳥・エトピリカの生態を知ることができます。エトピリカは「くちばしが美しい」というアイヌ語が名前の由来となったという通り、鮮やかなオレンジ色のくちばしが特徴です。翼と水かきのある足を上手に使って自由自在に泳ぎまわり、小さな魚を捕らえて食べる姿は見応え十分!
3.6 ウミガメの浜(見ることができる生き物:ウミガメ)


そのまま海へと繋がっているように見える「ウミガメの浜」。
リアルな環境を再現した人工の砂浜では、孵化に適さない場所で産卵された卵を引き取り、孵化させたのち、生まれた子ガメを放流する活動も行なっているのだとか。

自然に近い環境で暮らすウミガメたち。まるで海に向かって泳いでいるよう!
3.7 ペリカンの池(見ることができる生き物:ペリカン)


太平洋を見渡せる場所にある「ペリカンの池」では、日本では飼育例が少ないコシグロペリカンたちが暮らしています。1日2回ほど行われる「ペリカンのガイダンス」では、ペリカンたちが園内を散歩する姿を見ることができます。
一方、それ以外の時間帯は、水辺や木陰でのんびりと過ごすことが多い様子。時折、羽を広げて見せてくれることも!

太平洋を眺めながらのんびりと過ごすペリカン。ゆったりとした時間が流れています。
4. 鴨川シーワールドのショー・イベント情報
鴨川シーワールドのショー・イベント情報を紹介します。
4.1 絶対見逃せない!日本で唯一の「シャチパフォーマンス」

鴨川シーワールドに来たなら、絶対見逃せないのがシャチのパフォーマンス!2,000人収容の「オーシャンスタジアム」があっという間に満席になるほどの人気です。

実はシャチはもともと気性が荒く、英語名では「Killer Whale」と呼ばれるほど。海の中では最強の生物で、高い知能を活かして獲物を獲得することからこのような名前がついたのだとか。そんな飼育の難しいシャチのショーが見られるのは、日本でも鴨川シーワールドだけなのです。

シャチのパフォーマンスを見るときには、席取りが肝心!会場の前列から中程までは水しぶきでびしょ濡れになるので注意が必要です。間近でその迫力を感じたいという方は、ポンチョを準備して前方の席「スプラッシュゾーン」に座りましょう。びしょ濡れは避けたいけどなるべく近くでシャチを見たいという人は、6〜8列目あたりがおすすめ。ショーの始まる15分ほど前には座席を確保しておくと安心です。

ポンチョ(300円)は、オーシャンスタジアムのすぐそばで入手できます。

ショーの所要時間はおおよそ15〜20分ほど。海の王者であるシャチが魅せるダイナミックなジャンプは、とにかく迫力満点。太平洋を背景に披露される大ジャンプやトレーナーとの息のあった演技は圧巻です!
4.2 華麗なジャンプを披露!「イルカパフォーマンス」


水族館の人気者といえば、やっぱりイルカ!「サーフスタジアム」で行われるイルカのパフォーマンスに登場するのは、バンドウイルカとカマイルカの2種類です。シャチよりも比較的小さな体を上手に使って、ハイジャンプやスピンジャンプなど華麗な技を繰り広げます。

最大の見せ場、4頭のイルカが魅せるコンビネーションジャンプには思わず感嘆の声が。

直立の姿勢のまま水上を走るパフォーマンスにも注目です!
4.3 映像技術を駆使した「ベルーガパフォーマンス」


ベルーガはとっても頭の良い生き物。かわいい声で歌うことができることから「海のカナリア」とも呼ばれています。輪をくぐったり、マイクに向かって喋ったりと芸も多彩!なんと人間にはない特殊な能力を使い、目隠しで障害物を避けながら泳ぐこともできるのです。

2018年3月にリニューアルオープンしたベルーガの展示施設「マリンシアター」では、さらに進化を遂げたベルーガのパフォーマンスが楽しめます。なんとベルーガの発する超音波を目で見ることができるのです。映像技術を駆使したショーは見応え抜群!
4.4 コミカルな動きに思わず爆笑「アシカパフォーマンス」


半ドーム型の「ロッキースタジアム」で行われるのが、多彩な芸と愛嬌たっぷりな笑顔が魅力的なアシカのパフォーマンス。トレーナーの声に合わせて、お父さん、お母さん、息子の3頭のアシカが登場。アシカファミリーのコミカルな動きに、観客席からどっと笑いが巻き起こります。

プールサイドをツルツルと滑ったり、水の中でバタ足したり。アシカたちがさまざまな技を披露すると、客席の盛り上がりは最高潮に!ショーの最後に魅せるにっこり笑顔で、すっかり虜になること間違いなしです。

お得意のボールを使った芸が決まると、会場からは大きな拍手が!
4.5 生き物たちの食事風景が見られる「フィーディングタイム」

トドやアシカ、イルカなどのエサやりを見学できるフィーディングタイムも見逃せません。フィーディングタイムでは、飼育員さんが海の生き物たちの魅力を食事風景とともに、詳しく解説してくれます。海の生き物たちがどんなエサを好むのか、どうやって捕獲して食べるのかなど、普段は知ることができない話を聞けますよ。食事風景を間近で見れば、新しい発見に出会えるかも?
4.6 園内を並んで散歩!?「ペリカンのガイダンス」

1日に数回行われる「ペリカンのガイダンス」では、ペリカンの生態を詳しく知ることができます。いつもは「ペリカンの池」で過ごしているペリカンたちですが、この時間になると、なんと飼育員さんに連れられて「トロピカルアイランド」まで歩いて移動するのです。お行儀よく並んで歩く、ペリカンたちのかわいらしい姿をお見逃しなく!