年末年始に車で帰省や旅行を計画している方も多いと思いますが、長距離運転に備えて愛車の点検をしていますか?今回は、誰にでもできる車両チェックを紹介します。

①バッテリー上がり
バッテリー

それまで、なんの問題がなかったとしても、冬はバッテリーが上がりやすくなります。

「まさか自分の車が」と考えている方も多いかもしれませんが、車に乗る機会が少ない、一度の走行距離が短い、またはエンジンのかかりが悪い、パワーウィンドウの開閉が鈍いと感じたら、事前に点検・交換されることをおすすめします。

冬は気温が低くバッテリーの性能も落ちるので、それまで不具合を感じていなかったとしてもトラブルになる例は少なくないのです。思い込みは禁物です。

②燃料トラブル
ガソリン

長距離運転となると高速道路を使う機会も多くなりますが、給油できる箇所は限られてきます。渋滞にはまるといつもより燃料の減りも早くなるので、残量チェックはまめに行いましょう。

また、近年多くなっているディーゼル車の軽油は凍結の恐れがあります。

もちろんそう簡単に凍るものではありませんが、比較的暖かい地域で販売されている軽油を入れて寒冷地に行くと、凍結することもあるそうです。

対策としては、目的地に近づいてからなるべく多く給油できるよう、出発前の給油量をセーブするておくと良いでしょう。なお、ガソリンは凍ることはありません。

③タイヤ
タイヤ

長距離運転、とくに高速道路使った移動では、タイヤの空気圧チェックも必須です。空気圧が適正値から外れていると、パンク、バースト、燃費の悪化など、さまざまなトラブルを引き起こします。

また、冬のドライブに向けてスタッドレスタイヤを装着している場合、トレッドが半分以上摩耗していると、スタッドレスタイヤとしての性能はほぼ発揮できません。スリップ事故で他の車を巻き込んでしまう恐れもあるので、溝の確認は徹底しましょう。

冬タイヤを装着していない車両は、天候不良にに備えてチェーンの携行をおすすめします。最近では、走りやすい非金属チェーンが人気です。

この時期はJAFも大忙し

年末年始はJAFの出動回数も非常に多くなるため、トラブルに遭遇してJAFに連絡を入れても、すぐには駆け付けてくれないことが予想されます。

トラブルを未然に防ぎ、年末年始を快適に乗り切るため、紹介した項目は最低限チェックしてください。