ヨーロッパのクリスマスマーケットといえばドイツのイメージが強いかもしれませんが、イタリアにもクリスマスマーケットの有名な街があります。
中でも有名なクリスマスマーケットが集まるのが、イタリア北部の南チロル地方と呼ばれる地域です。南チロル地方は、オーストリアとイタリアにまたがるアルプス山脈東部のチロル地方と呼ばれる地域のうち、イタリア側のトレンティーノ=アルト・アディジェ州を指します。
今回は、南チロル地方でおすすめの3都市のクリスマスマーケットをご紹介します。
1. ボルツァーノ
南チロル地方及びイタリア全体で最大かつ最も有名なクリスマスマーケットがある街といえば、ボルツァーノです。
ボルツァーノはトレンティーノ=アルト・アディジェ州の中でも北部に位置するボルツァーノ自治県の県都で、本場ドイツのクリスマスマーケットがオーストリアを経由してこの地に根付いたと言われています。
クリスマスマーケットは街の中心のヴァンター広場がメイン会場となっており、クリスマスのオーナメントやお菓子などのマーケットが広場いっぱいに並びます。

ボルツァーノのクリスマスマーケットでは、ソーセージやホットドッグ、プレッツェルなどドイツ風のグルメも楽しむことができます。

また、飲み物はヴィンブリュレと呼ばれるホットワインをぜひ。カップ付きで1杯7ユーロほどで、カップを返却すると3ユーロほど返ってきますが、返却せずにお土産にすることも可能です。

2. ブレッサノーネ
ブレッサノーネは、ボルツァーノの北東に位置し、ボルツァーノから電車で30分ほど。
ブレッサノーネのクリスマスマーケットはドゥオモのふもとにあるパロッキア広場で開催されます。

ボルツァーノのクリスマスマーケットと比べるとこじんまりとしていますが、マーケット周辺を走る馬車に乗ることができたり、マーケット内のステージで音楽隊のミニコンサートがあったり、とてもあたたかみがあり、記憶に残るマーケットでした。
