手順3:余計な水分を取って冷蔵庫へ
魚の下準備が終わったら、魚の表面についた余計な水分をキッチンペーパーで拭き取りましょう。水分があると乾燥もしにくいですが、何より、臭みの原因になる可能性があります。お腹の中までしっかりと拭きましょう。
脱水シートでにおい取り
水分をとったら、食品用脱水シートがある場合、魚の身に余すところなくぴっちりと包んであげましょう。しっかりと包むことによって、旨味を身に残しながら、更に余分な水分を取り除いてくれます。また、においも吸収するので身の臭みがとれるほか、包むことで冷蔵庫が魚臭くなることも防ぎます。
ここまでの下処理が終わったら、ザルやバットに重ならないように並べ(開いている場合は身側を上にする)、冷蔵庫へ入れましょう!
手順4:半日待ったら一夜干しが完成!
その後は、冷蔵庫で乾燥させます。脱水シートを使わない場合は片身が乾いたら裏返しましょう。魚の大きさにもよりますが、大体半日くらい乾燥させれば多少水分を残した「一夜干し」の完成です。
もっと水分を抜いたほうがお好みの場合は、1日~2日ほど入れておいてもいいです。ただし、乾燥させるほど塩辛さも強くなるので注意しましょう。
干物は冷蔵庫でどれぐらい日持ちする?
干物に加工することで保存期間が延び、数日後まで美味しく食べられるようになります。また、余分な水分が抜けることで凝縮された旨味や食感を楽しめるでしょう。
しかし、あまり長期間保存することはおすすめできません。一度作ったからといって、ずっと寝かせてしまうと、せっかく凝縮した旨味もドンドンと逃げていってしまいます。何日くらい日持ちするかは干物の乾燥具合にもよりますが、長くても一週間程度で食べきるのが望ましいでしょう。
また低温のチルド室やパーシャル室で保存し、真空パックで空気に触れるのを防ぐと2週間程度まで保存期間が伸びます。
長期保存なら冷凍庫へ
もっと干物を長期保存したい場合は冷凍してしまうのがオススメです。空気に触れて「冷凍焼け」するのを防ぐため、ジップロックなどに入れて保存しましょう。冷凍保存なら大体1ヶ月ぐらいは美味しく食べられます。また、こちらも真空パックすれば、より空気による酸化の進行を防げるので3ヶ月程度は保存できます。