サイクルダイエットとは?

トレーニングをして、食事制限でカロリーを抑えて減量に望んでいましたが減量3日目から身体の動きが悪く、重量も驚くほど上がらなくなりました。そこで、サイクルダイエットの出番です。

サイクルダイエットは糖質(炭水化物)を少しだけ増やしたり、減らしたりし、体を刺激することによって体重を減らす方法。私の場合、1日1000kcalに抑えた食事を3日間行ったあと、4日目は少しご飯を多めにして1200kcal摂取し、また1000kcalに戻すといった具合です。ただ、私の場合は3週間という短い期間の中で身体に無理をさせている状態ですので、みなさんが取り組まれる際は摂取カロリーは少し増やして、余裕のある期間で行うことをオススメします。

サーキットでは食事を作ることも、温める場所もレストランもほぼありません。そのため、食べられるものは限られてきます。傷みにくく、手軽に摂取できる加工されたコンビニ食を活用していましたが、それらは添加物・塩分などを多く含み、むくみの大きな原因になると知りました。大会出場を決めてからはサーキットで過ごす際も、事前に冷凍した小さなおにぎりをチンして自然にさましたものや焼き芋を切って小分けにしたもの、タンパク質はプロテインバーを活用して、その中でもプレーンなどカロリーや脂質の低いものにして、対策をしています。

自宅で自炊する際は、味付けを薄くし、満腹感を得られるように工夫しています。とはいえ、私は料理がお世辞にも上手いとは言えないので、本当に減量メシという感じで味気ないです。それでも満腹になるまで食べられる幸せは大きいですね。

さらに水を積極的に飲んで、身体の中を循環させることを意識しています。私は水を飲むのがとても苦手で、レース以外では1日に500mlのペットボトルが空きませんでしたが、最近はとにかく近くに水を置くようにし、目に入ったら2口ほど必ず飲むようにしています。「水を飲むと太る」と思うほど、むくみやすく、排出されにくい体質でしたが、開始から一週間あたりで身体が自然と水を外に排出するのが上手になり、むくみが気にならなくなりました。

次回は減量の進行具合、身体のアライメント修正に行った「ある事」、またシエカさんから教わった上手に自分の身体を動かすために意識することなどを体験談とともにお伝えしたいと思います。

※【レーシングドライバー塚本ナナミ・ドレス女王への挑戦③】は9/28 19:00掲載予定。

文・写真提供:塚本ナナミ