浅草や蔵前といった下町エリアにほど近い街「浅草橋」観光地に近いというのももちろんですが、もの作りをする人にとって「聖地」とも言える、とても便利な問屋街となっています。浅草橋へおでかけして、お買い物も休憩も、充実な休日を過ごしませんか？
浅草橋はどんな街？
東京都台東区にある浅草橋。JR総武線・浅草橋駅とその周辺を指すことが多いです。北には蔵前エリア、さらに北に行くと日本有数の観光地である浅草に到着します。浅草橋には目立った観光スポットがないような印象ですが、実は職人の街として栄えているのです。多くの問屋やお店が並び、便利なお買い物スポットとして日々もの作りをする人に愛用されています。
神田川にかかる「浅草橋」が由来
浅草橋駅から江戸通りを南に行ったところ、神田川にかかる「浅草橋」が由来となっている地名です。浅草橋は江戸時代の頃にはすでに木造の橋が架けられており、橋の南詰には江戸城の城門である浅草橋門が位置していました。この浅草橋周辺に屋形船が留まっており、いかにも東京らしい風景が広がっています。
浅草橋にはハンドメイド向けの問屋街が多い
浅草橋の最大の特徴は、何と言っても都内の中でも日暮里などと並ぶ問屋街となっていることです。問屋とは、生産者から商品を仕入れて、小売店を対象に販売するお店のこと。小売店と異なり大量にコスパよく商品が購入できることから、個人の方でも問屋を利用してお買い物する人が増えています。例えば日暮里は生地や布、かっぱ橋は食器やキッチン用品の問屋街になっていますが、浅草橋はアクセサリー、装飾資材などが多い問屋街という特徴があります。
浅草橋の問屋街は一般の人もお買い物できる？
あまり小売店には出回っていない珍しいアイテムが揃っているということから、アクセサリーや装飾物などをハンドメイドしている人に多く愛用されています。問屋街ということで、お買い物の方法など小売店とは異なる部分も多々あるので、こちらでお買い物する場合はお店のルールに従うようにしましょう。また小売店とは異なり、休日に営業していない、営業時間が短いなどといった場合もあるので、こちらもよく確認した上で買い物するようにしましょう。
浅草橋駅前の特徴
浅草橋駅はJR総武線と、都営地下鉄の浅草線が乗り入れて、JRと地下鉄の接続駅となっています。浅草に行くには、浅草橋からでも歩いて行けないことはないのですが、ここから浅草線に乗り換えて行くほうが効率的となっています。JRの高架下に沿ってショップが立ち並び、非常に賑わった雰囲気を見せています。
東口（浅草線方面）
JRと地下鉄の接続口となっているのが東口です。目の前は江戸通りとなっており、浅草橋のメインストリートとなっています。この江戸通りを中心に問屋や飲食店が多く集結しており、とても賑わいを見せています。江戸通りを北に行くと蔵前や浅草方面に、南に行くと神田川を超えて馬喰町駅に到着するので、近隣の駅にも非常にアクセスが良くなっています。
西口
JRの出口である西口を出ると、高架下に出ます。東口とは対照的に、こぢんまりとした個人店が軒を連ねています。南側はホテルが多くなっています。観光や出張で来た人は都心へのアクセスが程よい一方で比較的値段も落ち着いていることから、このエリアに宿泊することが多い様子です。
