「太っている自覚がなかった」そう話すのは、幼稚園教諭の上山徳菜(うえやまあつな)さん(26)。学生時代は運動部だったことから食べても太らない体質だと思っていたが、いつの間にか身長160cmに対して体重は60kg近くに。5年前からダイエットを始めたが、本格的にボディメイクを始めたのは約2年前から。太っていた当時の写真を見せると周囲から『ベイマックス(ウォルト・ディズニーの人気キャラクター)』だと言われるという。そこから現在、脚長スレンダーボディへと変身を遂げた上山さんのビフォーアフターを公開する。

【筋トレ ビフォーアフター】幼稚園の先生が美脚・美尻ボディに大変身「太っていたときはベイマックスと言われる」
(画像=『FITNESS LOVE』より 引用)

「太っていた時は太っている自覚もなかったですし、食べてもそんなに太らないと思って気にせず食べていました!特に麺類が大好きで、麺類ばかり食べていた気がします。太っていたときの写真を見せるとみんなから『ベイマックス』と言われます……(笑)。小さい頃は標準体型でしたが、食べることが好きでした。学生時代は運動部(中・高バレーボール部)だったので、動いているから大丈夫だと思って何も気にせずたくさん食べていました」

ダイエットを始めたのは5年前、上山さんが21歳の頃だ。運動部を引退してからも食欲は変わらず好きなものを食べていた結果、身長160cmにして体重は59kgとなった。まずは、パーソナルトレーニングに通うことに。週に1回のパーソナルトレーニングは自重トレーニングがメインで、気がつけば2年間継続できていた。コロナ禍によりジムが休業した際にはYouTubeで自宅トレーニングを行っていたという。しかし、ボディメイクのためのウエイトトレーニングを始めたのは2020年からで、きっかけは、夏が一番似合う男性・女性を決める大会『SUMMER STYLE AWARD(通称サマスタ)』を観戦したことだった。

「2020年のサマスタ 福岡大会を観戦した際に、ビューティーフィットネスモデルに出場されている選手の皆さんを見て、『私もあんなふうになりたい!』『同じようにきれいだと思われたい』と思い、大会出場を決心してからストイックに減量、ボディメイクを始めました。24時間ジムに入会してマシンを使ったウエイトトレーニングを週4、5日行っていました。週1回ペースのパーソナルトレーニングを受けていたときは、体重がさほど変わりませんでしたが、週4、5日に変えてから3kgほど落ちた状態をキープできました。大会前の4カ月はさらに絞り、7kgほど減量しました」

そこから2年後。2022年9月25日(日)に開催された九州予選に出場。モノキニビキニ着用の『ビューティーフィットネスモデル部門』shortクラス(身長161cm未満)で見事グランプリを獲得した。大会当日(アフター写真)の体重は46kgだ。

「大会3カ月前から少しずつ始めた朝の有酸素が効果的でした。ほぼ毎日、空腹時に朝から外の景色を眺めながら散歩していました。今は毎日ではありませんが、気分転換になるのでできるときはしています。休養をしっかり取り、身体を労りながらのトレーニングや無理しすぎない食事メニューを心がけています。タンパク質をしっかり摂ること、炭水化物を控えすぎないことなど、全てにおいて過度なことや無理なことは一切しておりません」

普段は幼稚園教諭の上山さん。大会に出場するにあたり、トレーニングと仕事との両立もかなり大変だったという。 「平日は7時45分出勤で、だいたい退勤できるのは19時なので、トレーニングや有酸素をすると0時超えてしまうこともあり、きつかったです。ですが、仕事の日と休みの日はあまり分けずに、決められた周期でトレーニングをしていました。幼稚園の行事などでどうしても平日のトレーニングが難しかったら、休日に午前と午後のダブルでしていました。そのほかで言うと、プロテインを間食に摂られている方も多いと思いますがそれができなかったり、減量中でも給食は食べないといけなかったので、その分の食事を調整するのも大変でした……」

ただ、トレーニングをやっていて良かったことももちろんあった。体力がついたことで、子どもたちの世話も以前より楽になったり、トレーニングをすることによってコミュニティも広がったという。

「トレーニングで力がついたので子どもたちを軽々抱っこしたり、抱っこしたまま走り回ったりするのがトレーニングを始める前よりも楽になりました!また、保護者の方から『痩せたい』などの相談をよくしてくださるようになり、コミュニケーションツールとしてもトレーニングが活かされました!周りから褒められたり、応援されることも増えてきましたし、疎遠だった友達ともトレーニングや大会に出ることを公表してから再会できたり……友達も増えました!」

身体を変えただけでなく仕事やプライベートなどにもポジティブな影響をもたらしたトレーニング。今後も上山さんの活躍に期待したい。

取材:FITNESSLOVE編集部