フェザージグで追加
近場でアタリがなくなるとルアーで広く探ってみる。フェザージグでボトムをとった後、わずかにロッドティップを震わせながらスローにリトリーブ。ときどきリトリーブを止めてボトムをとり直す。
アタリの出方は様々で、いきなりひったくられることもあれば、微妙な前アタリのあとじわーっと重くなったり、ラインがわずかにはねたり、コツコツッとアタったり。それぞれに対応の仕方があって、それがフェザージグを使った釣りの面白さだ。
大安トラウトレイクでは冬以降はフェザージグが強く、フライの釣果を上回ることもある。フェザージグで数匹追加し午前の釣果は18匹。
午後帯はエボレスに好反応
午後になるとフライはピューパよりエボレスが優勢になってきた。このへんは周りのフライマンたちと情報を共有しているとすぐにわかってくる。早速フライを14番の黄色いエボレスにチェンジ。タナはピューパのときよりボトムに近づける。ボトムを5cmほど切ったところが一番よくアタリが出た。
エボレスの場合は、もぞもぞっとした前アタリが出ることが多い。そこでほんの少し誘ってやるとマーカーが消し込むことが多い。そんなちょっとしたコツを知っていればけっこう釣れるものだ。
最終釣果
午後もフライに反応が少なくなればルアーで広く探るという作戦。周りのルアーマンがスプーンで釣っているのを見て。ミュー3.5gを大遠投していいサイズをキャッチ。結局1日かけて最終釣果は30匹。大安トラウトレイクの釣果としてはまずまず。
今後の展望
これからどんどんと寒くなっていくに連れ、ボトムを的確に狙えるかどうかが釣果を左右するようになってくる。ルアーならスプーンやフェザージグなどで確実にボトム付近をトレースする。フライはマーカーをつけてタナをボトム近くに設定する。これさえしっかりできていれば、アタリは出るはず。中層で釣れる季節と比べるとタナで迷わなくなるだけ楽とも言える。寒さ対策をしっかりして出かけてみよう。
<杉本敏隆/TSURINEWSライター>
大安トラウトレイク