今のところ、例年より暖冬のトロント。とはいえ、気温は0℃前後なので東京に比べるとかなり寒いのですが、ここでは1〜3月はマイナス二桁が当たり前なので、かなりお出かけがしやすく、ありがたいです。今回は、そんなある日のホリデーシーズンに訪れた場所、Nathan Philips SquareのHoliday Fairについてご紹介します。
ホリデーシーズンとは?その過ごし方
まず始めに、「ホリデーシーズンって何?」というところからご紹介しますね。
北米では、アメリカのサンクスギビング(11月の第四木曜)頃から新年までのことを、一般的に「ホリデーシーズン」と呼んでいます。厳密な定義はなく、今回調べるまで、私はクリスマスの時期〜年明けまでのことをホリデーシーズンだと思っていました。
カナダでは、12月25日(クリスマスデー)、26日(ボクシングデー)、1月1日(元旦)が祝日で、スーパーやレストランなど、一部のお店を除きどこもかしこも閉まっています。クリスマスに外食したい!買い出しして家で美味しいもの食べたい!と思っても、閉まっていることがほとんどです。なので、前日の24日までに準備をしておく必要があります。
祝日以外は平日なので、通常通りお店や会社は開いていることが多いです。ショッピングをする分にはありがたいのですが、正月休みというものがありません。大晦日まで仕事だし、1月2日から仕事が始まります。家で大掃除やおせちの準備をして、ゆっくりお正月を過ごしたくても、切ないことに、ここトロントにはそんな習慣がないのです。
とはいえ、ホリデーシーズンに合わせて1〜2週間ほどの休暇を取る人が非常に多いです。その過ごし方は人それぞれですが、クリスマスは家族と一緒に家で映画を見たり、のんびり料理しながら過ごすことがほとんどで、その他の日は旅行に行ったり、お出かけをしたりとすることが多いです。
今回行った場所はここ
そんなホリデーシーズンのとある1日に、トロントの市庁舎前で開催されているイベントに足を運んできました。
公共交通機関のTTC、Queen駅から西に3分ほど歩くと、右手に市庁舎が見えます。その市庁舎には、前に大きな広場があり、年間を通じて様々なイベントが行われています。
2019年12月7〜23日まで"Holiday Fair Nathan Phillips Square"と題し、冬やホリデーシーズンにちなんだイベントが開催されていました。
入場は無料で、ドーナツなどのスイーツや、カナダ名物のプーティン、クリスマスギフトに喜ばれそうなチョコレート、冬小物、ジュエリー、美容グッズ、ファッション小物を売っているテントがずらりと並んでいました。また、聖歌隊のコンサート、サンタ来訪、併設のスケートリンク、移動遊園地、本物のもみの木のクリスマスツリーなど、子供から大人まで楽しめるイベントが盛りだくさんです!一部ではありますが、その様子を写真でご紹介します。


曲線を描いた二つのビルが市庁舎で、その前の広場でイベントは行われていました。

広場中に、所狭しとテントが張られています。レストランも出店していました。

アニメのフィギュアやステッカーが売られているお店もありました。セーラームーンやポケモンなど、日本人にも馴染みのあるものが置いてありました。

天然石を取り扱うお店です。

ポテトをらせん状に切って揚げた「クリスピーポテト」はフェスティバルに行くとほぼ必ず目にします!子供や若者に大人気です。

イベントのもう1つの目玉は、スケートリンクです。このスケートリンクは冬の間無料で開放されていて、多くのカップルや家族でごった返しています。雪国なだけあり、みんな上手でした。

ホッケーが国民的スポーツだけあって、トロントではマイスケート靴を持参するのが一般的です。が、リンクの隣にレンタルも併設されているので、気軽に来て、レンタルして滑ることもできます。

この日は例年より暖かいとはいえ、ずっと外にいると身体が冷えてきました。カナダでは、冬場に外で催し物があるときには、このような暖を取れる場所が必ず設営されています。

メリーゴーラウンドならぬ、ベリーゴーラウンド!子供が喜ぶ移動遊園地が、小規模ながらも設営されていました。

最後におまけ、ですが、イベント会場の隣にあるショッピングモール「イートンセンター」では、毎年超巨大ツリーが飾られます。地下から地上4階まで、細く高くそびえ立つツリーに誰もがうっとり!赤いライトだけで装飾されているのが、なんともおしゃれでした。
最後に
今回の記事では、トロントでのホリデーシーズンの過ごし方の1つとして、Holiday Fairというイベントのご紹介をしました。11月末〜年末まで、トロント中クリスマスムードでいっぱいです!機会があれば、ぜひ一度ホリデーシーズン中にトロントに足を運んでみてくださいね。
文・写真・もも/提供元・たびこふれ
【関連記事】
・避暑地アッター湖で、クリムトセンターと「クリムトの庭園」を訪ねる
・ベルリン郊外に残るベルリンの壁跡地でハイキングやサイクリングを楽しむ
・高速列車「あずま」で東海岸を行く、ロンドンーエディンバラ間鉄道の旅
・【北海道】異国情緒溢れる街・小樽に行ったら、たくさんの笑顔に溢れていた。
・ハワイ・ハレイワタウンでランチをするなら?食べたい内容別のおすすめ5店を紹介