自転車を安全な状態で保管するためには、自転車カバーを使用する事が大切になります。雨風の影響を大幅に軽減してくれますし、保安という観点からも効果があるものです。今回はお勧めの自転車カバーをご紹介しますので、自分の大切な自転車の保管のための参考にしてください。
自転車カバーのメリット

車庫や駐輪場などに自転車を置いている方にとっては、自転車カバーの重要性はそれほど高くないかもしれませんが、実際にカバーを使用するのには様々なメリットがあるのです。
まず、雨や風、紫外線などといった外的な影響から自転車を守ってくれるという利点が挙げられます。外的な要因によって自転車がそのままさらされていると劣化の原因になったりしますが、カバー1枚掛ける事でそれらから守ってくれるのです。
自転車メンテナンスの負担軽減の効果もあります。ギア、チェーンのオイルについてしまう頑固な汚れに関しても、カバーがある事で軽減されます。更に、自転車そのものを隠すことによって防犯にも大きな効果があるのです。
自転車カバーの選び方

この様に、普段そのままの状態で保管している自転車も、カバーを掛ける事で様々な恩恵を受けられるのです。自分の自転車がとても気に入っている方にとっては是非とも使ってほしいところですが、選び方にもポイントがあります。
選び方①カバータイプ

まず、カバーのタイプを確認しましょう。大きく分けると、自転車自体をすっぽりと覆える全被りタイプ、そしてチャイルドシートや篭部分のみをカバーする部分別タイプという2つがあります。
全被りタイプのカバーは、自転車全体をカバーしてくれますのでサドルやハンドル、フレームに至るまで外的影響を受けにくくしてくれる効果があります。全体をカバーするために防犯上の効果もあるので、屋外保管をしている場合にお勧めです。
対して部分別タイプの自転車カバーは、サドル、カゴ、チャイルドシートなど名前通り部分的にカバーをするタイプになります。基本的に室内で保管できる環境の方や、雨の日に自転車を使う方にお勧めできます。
選び方②サイズ

続いては、カバー自体のサイズについてです。実際に自転車カバーを使ってみたら、サイズが小さすぎた、逆に大きすぎて余ってしまったなど、サイズが合わないで上手く使えなかったといった話も少なくは無いのです。
よって、事前にカバーのサイズを見ておくことをお勧めします。カゴの端から後輪の端までの全長、地面からハンドル、またはサドルまでの高さ、ハンドルの幅を測ることで、大体のサイズが見えてきます。
選び方③素材

自転車を外的なトラブルから守ってくれるためのカバーですから、素材に関しても注目したいところです。特に室外保管となると雨や風など、天候の影響をそのまま受けるわけですから、丈夫さ、破れにくさ、耐久性がとても重要になってきます。
例えばナイロンを素材に使ったカバーがあり、引張強度や摩擦に強い耐久性を有しているという特徴があります。屋外でハードな状況の中使用する事を想定しているものが多く、カバーの使用頻度が多くなりそうな方にお勧めです。
オックスフォードを生地に使ったものがあり、生地そのものの厚さがあります。こちらは引き裂き強度などをはじめとした優れた耐久性を備えており、更にポリエチレンなども強度的には劣りますがリーズナブルです。
選び方④機能

素材と密接にかかわっているのが、カバーそのものの機能です。紫外線によって車体が色あせてしまったり、サドルやタイヤなどの劣化を防止したいという場合、UVカット効果や遮光性を備えているカバーを選択するべきです。
自転車のコンディションを保つべくカバーを使用するのなら、雨に濡らさないでサビ対策を徹底するのが大切なので、防水、撥水性に注目しましょう。縫い目に防水加工が施されているものもあります。
また、強風で倒れてしまわないような対策でカバーを使う事もありますが、バックル付きのものであればしっかりと固定ができます。強い風によるバタつきを防止するべく、ベンチレーションを設けているカバーもあります。
選び方⑤着脱のしやすさ

通勤、通学などで毎日使用するのであれば、着脱のしやすさにも注目してください。ワンタッチバックルなどであればとても簡単にカバーが取り外しできますし、裾部分に伸縮性のゴムがあるものなども同じく容易に脱着ができます。
また、間接的にではありますが中央にセンターラインが入っていたり、色分けがされているカバーであれば、自転車のどちら側が前になっているかがすぐに分かりますので、これらも着脱のしやすさに関わっています。