セブン&アイ・ホールディングス(HD)は12月19日、元東京エレクトロン社長でRapidus(ラピダス)会長の東哲郎氏が12月31日で社外取締役を退任すると発表した。東氏は報酬委員会の委員長を務めるが、社外取締役で元警視総監の米村敏朗が委員長を引き継ぐ。
東氏は1996年から2015年まで、東京エレクトロンの社長、会長を務めた。国産の次世代半導体の製造を目指して22年8月に設立され、ソニーグループやトヨタ自動車、NTTなど8社が出資するラピダスでは、取締役会長を務める。

(画像=東氏は政府主導で設立された次世代半導体研究機関の理事長に就任したことから、社外取締役を兼務することが難しくなった、『DCSオンライン』より 引用)
日米共同で次世代半導体の研究を行うために政府主導で設立された「技術研究組合最先端半導体技術センター(LSTC)」の理事長に東氏が就任したことから、セブン&アイの社外取締役を兼務することが難しくなった。
また、セブン&アイは同日、役員などを指名する指名委員会の委員を2人増やし、いずれも社外取締役で元三井物産副社長の井澤吉幸氏、元ウォルマート・ジャパン・ホールディングスCEOのスティーブン・ヘイズ・デイカス氏を選任したと発表した。
提供元・DCSオンライン
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