学ぶ力に必要なこと
新しい良識をイチから学ぶために、必要な知識やスキルには何があるだろうか?
これは学生時代に歴史の年号を暗記する、というものとは質的に異なる。「この分野の全体像はどうなっている?押さえるべき木の幹はどこか?優先度の高いものはなにか?」といった、素早く重要性の高い部分を把握し、限られたリソースを優先度の高いものにアロケーションしていく力である。
筆者はWeb制作や動画編集、PhotoshopやIllustratorの使い方は、それぞれ数日間の独学で使い方を覚えた。分厚い専門書を買ったり、講義形式で授業を受けるといったことは一切していない。「自分がやりたい成果物を決める→そのためには何が必要か?」というゴールから逆算して、必要最低限のものを使いながらセルフOJTしていったイメージである。
Photoshopの使い方やスキルは、ある1つのYouTube解説動画を頼りに、途中で一時停止しながら紹介される操作をひたすら真似して使い方を獲得した。今ではブログやYouTubeで使い方をわかりやすく説明しているものが多数あるので、活用しない手はないだろう。
「未知の分野はどう学べばいい?」と惑う人はまず、自分がやりたいことを明確にしてその最終目標から逆算して1つずつのプロセスを身に着けていくやり方が最も速習できるはずだ。そしてこの方法は即日から誰でも取り組める。コストほほぼゼロで済む。テキストも教師も要らない。
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新しい分野を何も学ばず、スキルを身に着けなければ時代に取り残されてしまう。恐ろしいことだが、誰一人このトレンドに抗うことはできない。「昔はすごかった」という過去の人にならないためにも、学ぶ力は常に磨いて置く必要がある。
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