簡単にできるカディスピューパの巻き方

1) 鉤に下巻きした後、ベント(お尻)に体節用の針金、ボディ材を取り付ける。毛糸はそのままでは太いので1/3にほどいておく。

フライで使用頻度が高い『カディスピューパ』を市販の10分の1の価格で自作する方法工程1(提供:TSURINEWSライター浅暮三文)

2) スレッドを鉤の2/3ほどに戻し、ボディ材の毛糸をテーパー(段々と太く)をつけて蛹の形状を作っていく。

フライで使用頻度が高い『カディスピューパ』を市販の10分の1の価格で自作する方法工程2(提供:TSURINEWSライター浅暮三文)

3) ボディができたらリビング材の針金で体節を施していき、余分をカットする。

4) レッグ用に整形したパートリッジを裏側を前にして取り付ける。そうすると羽毛が前方に反り返り、川の流れを受けて毛鉤を動かす。羽根の軸はソラックスを巻くときに鉤軸の太さが均一になるように鉤穴の手前まで巻き止めてカット。

フライで使用頻度が高い『カディスピューパ』を市販の10分の1の価格で自作する方法工程4(提供:TSURINEWSライター浅暮三文)

5)ソラックス材のピーコックを止め(レッグ同様に鉤軸の太さが均一になるように鉤穴の手前まで羽根の軸をスレッドで巻き止め)、ピーコックでモシャモシャした感じのギル(鰓)を作ってヘッド(頭)をコブにして完成。

フライで使用頻度が高い『カディスピューパ』を市販の10分の1の価格で自作する方法工程5(提供:TSURINEWSライター浅暮三文)

一本当たりのお値段は

なにしろ貧乏な小説家はフライを巻くときにもできるだけ安くをモットーにしています。今回のカディスピューパもボディ材の毛糸は数cm。10本で530円のピーコックは一本53円のひとむしりを一割と計算。鉤は二種。すると、まあ。鉤二種で20円から26円。フライ専門店で買えば200円はしますからその十の一。よかった。よかった。これならどれだけ毛鉤が川底にひっ掛かっても心配なし。ばんばん巻いて、ばんばん使いましょう。ではまた次回。

フライで使用頻度が高い『カディスピューパ』を市販の10分の1の価格で自作する方法カディスピューパ決算表(提供:TSURINEWSライター浅暮三文)

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<浅暮三文/TSURINEWSライター>

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