フカセ釣りはエサ代がどうしても高くなりがちです。そこで、今回は仕掛けの浪費を極力抑えてお得に釣行する方法を紹介します。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター杉本隼一)
フカセ釣りの釣行費
フカセ釣りの悩みで代表的なのが、釣行ごとにエサや仕掛けの費用が掛かりやすいところです。釣行頻度が多いほど当然エサの消費が多くなり、出費を抑える工夫が必要になってきます。中でもコマセの節約術は取り入れやすく、実釣でも問題なく扱えるため実践しやすい内容です。
しかし、節約を徹底して少しでも毎回の釣行費用を抑えたい場合は、エサだけでなく仕掛けにも目を向ける必要が出てきます。特に、使用頻度の多い針や1個あたりの値段が高いウキは損失や廃棄を極力減らすのが大切で、ちょっとした工夫で費用の削減ができます。
仕掛けの費用削減
仕掛け類の費用削減となれば、単純に考えてしまうと安価なものを使えば出費を抑えられると思うかもしれません。しかし、フカセ釣りでは釣り人それぞれに使いやすい針や好みのウキなどこだわりがある場合が多く、製品への思い入れやこだわりを捨てることはしてほしくないと考えます。特に、ウキは安価な製品とある程度の価格のものでは浮力調整の精度や品質が大きく変わるため、妥協せずに好みのものを使用するのがオススメです。
繰り返し使える小物
フカセ釣りで使う小物類は様々で、前述の針やウキ以外にオモリやシモリ玉、ウキ止め糸など多くのアイテムを扱います。何度も繰り返し使えるものがあれば活用するのがベストです。
ロストを極力回避
また、ロスト回避も費用を抑える手段のひとつです。ウキ1個のロストでも痛い損失になるため、仕掛けのチェックをこまめにして不用意なロストを防ぐのも大切です。ヒットした大物にやられてロストしてしまうならまだ諦めがつきますが、仕掛けの不具合などが原因でロストするのは精神的ダメージも大きいはず。100%根掛かりやラインブレイクを防ぐのは困難でも未然に防止できると安心です。
フカセ釣りの浪費回避術
ではそんなフカセ釣りで浪費を回避する術を紹介していきます。
1、針を再利用
フカセ釣りでは、魚の食いや大きさに合わせて針を何度も結び変える状況も決して珍しくありません。一度も魚を掛けなくてもエサの取られ方などで針を変えた場合に、ほぼ未使用の針が出てしまいます。このまま破棄するより再利用するのがオススメです。
筆者の場合は、小物ケースに1カ所空き部屋を確保しておき、そこに再利用する針を入れて持ち帰ります。帰宅後に洗浄して塩分を落としてから元の場所に戻します。ただし、あらかじめ針先が鈍っていないか、変形していないかを確認して、不良が見つかれば再利用はオススメしません。
針の値段にもよりますが、5~6個の再利用で約100円分の節約です。たったこれだけの節約でも追加購入までのサイクルが伸びて結果的に費用の節約に繋がります。
2、ウキ回収パラソルの活用
フカセ釣りではお馴染みのアイテムです。ラインブレイクなどで取り残されてしまったウキを引っかけて回収できる優れもので、上手く回収に成功すれば1000円以上するウキの損失を回避できます。いざとなったらすぐに使えるように取り出しやすい位置に準備しておくと回収できる確率が上がります。
3、極小サルカンと仕掛けの見直し
全遊動仕掛けでは、余計な重さを極力増やさないように道糸とハリスの直結が多用されます。しかし、ラインブレイク時に結び目から切れてしまいウキのロストに繋がりやすい欠点も抱えています。そこで、極小サルカンを使って接続するとロストを防止しやすくなります。
また、可能な限り針に近い位置から切れるようにタックルバランスを考慮しておくのもウキの損失回避に効果的です。
<杉本隼一/TSURINEWSライター>
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