電通は、コネクテッドTV広告と地上波CMについて、広告主のウェブサイト来訪者数やアプリダウンロード数、問い合わせ数などにそれぞれどの程度寄与したかを表す「コンバージョン(CV)効果」を分析できる「レスポンスコネクター・ダッシュボードPro」を提供開始しました。

電通は2021年に、地上波CMのコンバージョン効果を可視化するダッシュボードサービス「レスポンスコネクター・ダッシュボード」を開始していますが、今回は、分析対象にコネクテッドTV広告を追加し、地上波CMとコネクテッドTV広告の出稿量換算ロジックを構築しました。これにより、地上波CMとコネクテッドTV広告のコンバージョン効果の横断分析が可能になりました。

<「レスポンスコネクター・ダッシュボードPro」の機能強化ポイント>

電通、コネクテッドTV広告と地上波CMのコンバージョン効果を横断分析
(画像=『RTB SQUARE』より 引用)

「レスポンスコネクター・ダッシュボードPro」の特徴は以下の通りです。
●分析対象にコネクテッドTV広告を追加
TVer、YouTubeなどで配信したコネクテッドTV広告のコンバージョン効果を、配信後に、素材別・時間帯別・曜日別などで可視化できます。これにより、たとえば、どの動画サービスでどの時間帯に配信した広告がもっとも広告主のウェブサイト来訪者数やアプリダウンロード数、問い合わせ数に寄与したか、を詳細に分析することができます。

●全数データでの分析 コネクテッドTV出稿量と顧客企業の1st Partyデータを、特定の条件下で抽出したパネルデータ(サンプルデータ)ではなく、ともに全数で正確に分析することができます。また、全数データの活用により、パネルデータでは必要サンプル数の確保が難しかった出稿量の少ないスタートアップや小規模なブランドでも、分析が可能です。

●コネクテッドTV広告と地上波CMの換算ロジックを構築
コネクテッドTV広告の出稿量(単位:imp)と地上波CMの出稿量(単位:GRP)の単位を相互換算できるロジックを構築しました(imp→GRP 、GRP→impともに可能)。これにより、双方の効果を比較しながら、予算配分やメッセージの出し分けを行うマーケティング施策の最適化が可能になります。

<「レスポンスコネクター・ダッシュボードPro」の画面イメージ>

電通、コネクテッドTV広告と地上波CMのコンバージョン効果を横断分析
(画像=『RTB SQUARE』より 引用)

さらに、「レスポンスコネクター・ダッシュボードPro」では、地上波CMのコンバージョン効果を出稿前に(事前に)予測・シミュレーションできる機能をすでに搭載していますが、2023年6月を目途に、コネクテッドTVも含むテレビCM出稿の「効果予測(事前)」から「効果検証(事後)」までの分析を一気通貫で行えるようになります。

提供元・RTB SQUARE

【関連記事】
アプリ内広告とは? 〜仕組みから単価・収益まで徹底解説!〜
アジャイルメディア・ネットワーク、元副社長の石動力氏が業務上横領で逮捕
朝日新聞社、ABC発行部数で450万部下回る
博報堂DYHD、時価総額約1,000億円減少
マイナビ、JX通信社と資本提携