サッポロビールは、ビールの副産物から作ったデニムによる“アップサイクルジーンズ”を同社ECショップで販売している。
「サッポロ生ビール黒ラベル」の製造工程で発生する搾りかすやホップ収穫時に出る茎や葉などからデニム生地を作り製品化したもの。さとうきびのデニム製品への加工で知られるSHIMA DENIM WORKS(沖縄県浦添市)の技術をもとに共同開発した。主に動物の飼料や畑の肥料として再利用されている、ビールの副産物の可能性を広げる試みだ。
4月に会員制サイト「CLUB黒ラベル」内のECショップで30本限定で抽選販売を行ったところ1千600件の応募があったという。反響に応えた第2弾として、今月からは「黒ラベルMalt&Hops Series Yellow Stitch JEANS」を発売した。
レザーパッチやトップボタン、ピスネームに至るまで細部のデザインも追求。黒ラベルのロゴと同じ、ビールカラーのイエローステッチが特徴だ。
同社では今後もこうした取り組みを通じて、発売45周年を迎えた「黒ラベル」のブランドストーリーを伝える。
提供元・食品新聞
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