付き合う人を慎重に選ぶ

そして一番大きいのは「付き合う人を慎重に選ぶ」ということである。

自分はガラの悪い学校出身だったので、小さい頃は周囲に好戦的な人が多かったように思う。こういう環境では自分もつい、相手の攻撃性に飲まれてしまい売られたケンカを買ってしまうという事が起こりえる。しかし、最初からトラブルの芽をつんでしまえばいい。すなわち、そうした環境を避け、いざトラブルになってしまった時にでも、冷静に話し合いができるような相手以外とは付き合わなければいいのだ。

「そんなことが可能なのか?」と思われるかもしれないが簡単な方法がある。人間関係の構築初期段階で話が噛み合わない相手を避ければいいだけである。話が噛み合わない事が多いということは、

・価値観がズレている。

・言語コミュニケーションのレベルに齟齬がある。

・理解共通性が少ない。

ということなので、「噛み合わない」と感じた時点で、表現上にこやかにやり取りしてそこで関係を終わりにすればいい。最初に会話がうまくいかない人といざトラブルになれば、冷静な話し合いなど望むべくもない。

様々述べたが、社会的地位に関わらずケンカはしないにこしたことはない。

上述した通り、ケンカにメリットはない。時間も労力も取られ、精神は疲弊する。個人的な印象として、自分の人生に不満を抱える人ほど付加価値の小さい、本当にどうでもいいような小さなことに真剣に怒っている印象がある。これは本当にもったいないと思う。ケンカという行為が肯定されるレアケースがあるとすれば、ケンカをネタに注目を浴びることで、時間と労力を上回るメリットを確実に享受できる立場の人物か、残りの人生で建設的なことをする気力がなくなってしまった人くらいではないだろうか。

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