1993年に東京で産声を上げた「A BATHING APE(ア ベイシング エイプ)」。
今回、同ブランドが日本の伝統技法や文化からインスピレーションを得たコレクション「JAPAN CULTURE」を公式サイトやブランド正規取り扱い店舗などで販売中だ。
日本文化に焦点を当てたコレクション「JAPAN CULTURE」
コレクションは、着物や剣道の道着、日本の伝統的な仕事着である帆前掛け(エプロン)などからインスピレーションを得たアイテムが揃う。
「刺し子シリーズ」には、キモノジャケットやシャツジャケットがラインアップ。BAPEを象徴するカモフラージュ柄を家紋や和柄のようなグラフィックにアレンジした。
またジップアップフーディは、草木染めや自然染めを用いて染色。日本の伝統的な色味をカラーバリエーション豊富に揃えた。
「ジャパングラフィックシリーズ」は、日本の商店をイメージしたグラフィックに、創業年や「APE SHALL NEVER KILL APE」といったBAPEの定番フレーズを日本語で表現。
帆前掛け(エプロン)をリメイクしたようなキモノジャケットやTシャツ、パンツ、風呂敷きバッグなどに落とし込み、全体的にポップなデザインへと仕上げている。
コラージュアーティスト・河村康輔氏がビジュアルを担当
今回のコレクションを記念し、同ブランドは日本を代表するクリエイターの一人、コラージュアーティストの河村康輔氏にビジュアルを依頼。
河村氏の代名詞的なコラージュ技法であるシュレッダーを使ったアプローチで、BAPE初の特別なコレクションをユニークに表現した。
河村氏は、コラージュアーティスト、アートディレクター、グラフィックデザイナーなどの顔を持ち、デザインのスペシャリストとして知られている。
多数のアパレルブランドにグラフィックを提供する傍ら、ライブ、イベントなどのフライヤー、DVD・CDのジャケット、書籍の装丁、広告などのデザイン、ディレクションを手掛けてきた。
さらに、ジャンルを横断したコラボレーションも多数。国内外のさまざまな美術館やギャラリーで個展やグループ展を開催している他、2022年にはUNIQLO「UT」のクリエイティブ・ディレクターにも就任している。
河村氏の手によりユニークに表現されたコレクション「JAPAN CULTURE」。他にはないグラフィックのインパクトも相まって、多くのファッション通を魅了しそうだ。
(IKKI)