仲間に食事を奢りまくる

彼は普段は冷静な性格ですが、何だか好戦的になり、目の奥の不気味な光がとても恐ろしく感じました。その後も休日は足しげく競馬に通い続け、奇跡的に勝ちが続いたらしく、ホクホクした様子が感情にあふれ出ていて少し怖い感じもありました。

仲間に食事をおごるような場面もありました。気前がいいだけなら文句は言いませんが、その後も度々、仲間にランチや夜ごはんをおごることが目立ち、さすがに気味が悪い感じがしてきました。「もしかして、モノで手なずけるつもりなのか?」と危険を察知して警戒する人もたくさんいました。

彼の目の奥の光はますます異様になり、ついには“俺様口調”で話すようになりました。もちろん誰も彼には寄り付かなくなりました。そしてあぶく銭が底をついた後は、彼の姿を見ることはありませんでした。

(40代・男性)

今回は、「大金を手にした人」の体験談を紹介しました。
巨額なお金を手に入れたとしても、そこから先の人生が幸せになるとは限りません。 あなたの周りにも、こうした人がいるか考えてみてください。

文・MONEY TIMES編集部