平野委員長の謎の制止命令

さくら会 平野裕子議員佐倉市議会HPより
全国で1700以上ある市町村議会の委員会審議で、執行部に要望を「してはいけない」議会など、間違いなくありません。もちろん佐倉市も同様で、これまで私や平野委員長を含むほぼすべての議員が、委員会で執行部に要望をしています。
私は、委員長がどうかしてしまったのかと思い確認したのですが、発言制止命令の主旨に誤認はありませんでした。さすがに委員長のこの振る舞いは、「議員の言論の自由」という議会の根幹を踏みにじる行為であり、過去の議会運営に照らしてもフェアではないため、「命令を取り下げなければ不信任決議を提出する」旨委員長に伝えましたが、それでも取り下げなかったために、やむなく「平野委員長の委員長不信任決議」を提出し、同委員会で速やかに可決しました。
さらにその後も、平野委員長は委員長席に着座したため、藤崎委員より「不信任決議が可決されてなお委員長職にとどまるつもりか?」と確認しましたが、続投を続ける旨本人から回答があったため、今度は川口議員から「平野委員長の辞職勧告決議」が上程され、これも可決しました。
しかし、それでもなお、あろうことか平野議員は委員長続投の意思表明をしたのです。自分がなした命令に対する反省も、私への謝罪もなく、ただ続投するとしました。議会事務局に確認したところ、委員長本人が辞職の意思表明をしない限りクビにはできないそうです。
以上、自分たちがこれまで武器として使い続けてきた「過半数の原則」を2度にわたり無視し、自分になされた不信任の総括すらしないさくら会平野議員の、驚くべき振る舞いに関するレポートでした。確かに、これでは動画公開したくないはずです。なお、この平野議員、ついこの間まで佐倉市議会議長でした。
皆さま、これが佐倉市議会の、嘘偽りない実態です。
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