「令和太閤記 寧々の戦国日記」では、当然のことながら、好色といわれる秀吉の女性関係も論じている。晩年には多くの側室を抱えていた秀吉は、いかにも女性が好きな人物である。
その一方、ほとんどの戦国武将が大好きだった男色には興味がなかったらしい。なにしろ、イケメンの若い武士が秀吉から、いやらしそうな目で見られて、「もしや、私に気があるのだろうか?」と身構えたところ、秀吉から言われたのは、「お主には、妹か姉はおらぬか?」と言う言葉だったという逸話がある。
庶民出身の秀吉は、森蘭丸らを愛した信長や、それがゆえに井伊直政を重用したとかも言う家康のように、上流階級の愉しみである男色趣味に走らなかったらしい。
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ところで、HUAWEI問題を告発して世界的な騒動のきっかけをつくった一人であるITアナリスト深田萠絵さん(近著『 IT戦争の支配者たち 「半導体不足」で大崩壊する日本の産業』『メタバースがGAFA帝国の世界支配を破壊する! 』)の人気YouTube番組『深田萠絵TV』の「ある政治家に惚れた女心の件」で、私の「令和太閤記 寧々の戦国日記」を紹介するとともに、「萠絵ことば」で私の書いた前書きを令和ギャル風に翻訳してくれた。

動画をご覧になることをお勧めするが、筆起こしもしておく。なろほどこういう紹介の仕方もあるかと感服した。
最近は、朝日新聞の書評にのっても本は売れないが、こういうようにYouTubeで紹介してくれるとあっという間に数字になって表れる。時代は変わった。
【上級国民は男色か?女として、ある政治家に惚れた件。】
皆さんこんにちわぁ、
わたしぃ寧々ですぅ💕
寧々はぁ秀吉さまのことがちょー好きでぇ、ご結婚させていただいたんですけどぉ、
世の中ではぁ、なんで、あんな猿みたいな男とぉ、結婚したんだとかぁ、あんな女好きの百姓のぉ、どこがいいんだとかぁ言われちゃったりしててぇ、
寧々はぁ、皆さんがぁ、秀吉さまのことを誤解されてると、想いましたぁ💕
なのでぇ、妻として、
寧々の視点からぁ、秀吉さまを皆さまに、お届けしたいと想いますぅっ
そして、世の中では茶々さまと寧々がぁ、本当は仲が悪くて犬猿の仲だったなんて、そんな噂まで流されちゃっているんだけれどっ、
この本を読むことでっ、寧々と茶々さまの本当の関係が皆さんにわかってもらえると想いま~すっ♡♡♡
だからっ、是非とも最後まで、読んでねっ(^_-)-☆、
ウフっ♡♡♡
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文・八幡 和郎/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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