エメラルドグリーンの美しい海、白砂きらめくビーチ、ノスタルジックな街並みにラグジュアリーなホテル......。
ここ数年、アジアのビーチリゾート地として人気急上昇中の「ダナン」は、日本からの直行便なら約5時間半程で到着するベトナム中部の活気あふれる街。
世界遺産にも登録されているホイアンの旧市街地にも近く、古都の散策や歴史スポット巡りはもちろん、絶品グルメにショッピング、極上スパなど、ベトナムの魅力を思いっきり楽しむことができる満足度の高いエリアです。
そこで今回は、旅のプランを立てたりツアーを予約する前にぜひ知っておきたい、ダナンの気候やベストシーズンについて詳しく紹介していきます!
ダナンの気候について
南北に細長い地形をしたベトナムは、同じ国内でも北部(ハノイ)、中部(ダナン、フエ、ホイアン)、南部(ホーチミン)と地域によって気候が大きく異なります。
雨季と乾季
ベトナム中部に位置するダナンやフエ、ホイアンエリアでは1年が雨季(9月~2月)と乾季(3月~8月)に分かれている「熱帯モンスーン気候」です。
年間を通して高温多湿なのが特徴ですが、時期によっても多少気温に変動があるため旅行の際には事前にしっかりと情報収集をしておく必要があります。
それでは具体的に各時期の平均気温を見ていきましょう。
3~4月
乾季にあたる時期で、気温は23~30度。3月前半までは雨季の名残りで曇りの日もありますが、後半になるにつれて晴れの日が増えていきます。天気の良い日中には30度を超える日もありますが、まだまだ過ごしやすい時期です。
5~8月
乾季にあたる時期で、気温は25~34度。5月、6月はすっきりと晴れる日が続くため、観光にはぴったりのシーズンです。7月、8月は1年で最も暑い日が続く時期。湿度が高く蒸し暑いため、こまめに水分補給をするなどして熱中症対策を行いましょう。
9~10月
雨季が始まる時期で、気温は23~32度。9月はまだまだ暑い日が続きますが、10月に入ると少し気温が下がってきます。スコールのようなまとまった雨が降る日が増えますが、一日中雨が降り続くというわけではありません。
11~2月
雨季にあたる時期で、気温は24~28度。10月の終わりから11月にかけては台風シーズンで公共機関に影響が出ることも。1月、2月は雨季の終わりごろで、雨か曇りの日が続きますが、気温が下がって過ごしやすくなります。
海水浴におすすめの時期
ダナンで海水浴を楽しむなら、乾季の中でも5月~7月がベストシーズンです。8月は1年のうち最も気温が高くなる時期なので、海水浴が気持ちよさそうですが、日差しが猛烈に強くなるため熱中症や日焼けによる火傷に気を付けなくてはいけません。
雨季に入っても気温の高い日が続きますが、徐々に波が高くなり海の透明度も悪くなっていきます。
シュノーケリングなどのマリンアクティビティを楽しむなら、早い時期がおすすめ。また、9月以降はクラゲが出てくるため海水浴を禁止するビーチも増えてきます。