明治安田生命J1リーグ・柏レイソルからブラジル1部ゴイアスへレンタル移籍していたブラジル人FWペドロ・ハウル（26）は、今季限りでゴイアスを退団。近日中にもブラジル1部昇格組ヴァスコ・ダ・ガマへの完全移籍が正式決定するようだ。11日、『ランセ』をはじめブラジル国内の複数メディアが一斉に報じている。
同選手は柏レイソルで構想外となり、今年1月末にゴイアスへレンタル移籍。今季はブラジル1部リーグほぼ全試合で先発出場して19ゴールをマーク。リーグ得点ランキング2位でシーズンを終えるなどキャリア最高の成績を残したが、今季の公式戦全日程終了直後にゴイアス退団が決まっていた。
そんなペドロ・ハウルについて、ブラジルメディア『BOLA VIP』は先月20日に「ペドロ・ハウルとヴァスコ・ダ・ガマは、2025年までの契約締結へかなり近づいている。彼はヴァスコ・ダ・ガマで月給50万レアル（約1300万円）を受け取ることになる」と、個人合意の可能性を報道。
するとブラジルメディア『Papo na Colina』は今月6日になって「ヴァスコ・ダ・ガマはペドロ・ハウルと3年契約を結ぶことで合意に達した。柏レイソルとも合意に至っている」と伝えていた。
『ランセ』はクラブ間交渉の行方について「柏レイソルは1800万レアル（約4億7000万円）を要求している。これはヴァスコ・ダ・ガマが望む支払い金額に近く、取引はまもなく完了する」と伝えている。
くわえてブラジル国内のラジオ局『Radio Tupi』によると、ペドロ・ハウル本人は今月12日にもヴァスコ・ダ・ガマのメディカルチェックを受けるとのこと。早ければ今週中にも同選手のヴァスコ・ダ・ガマ移籍が公式発表されるようだ。
なおブラジルメディア『グローボ』は以前、柏レイソルはペドロ・ハウル獲得により、ブラジル1部ボタフォゴFRに移籍金1070万レアル（約2億3000万円）を支払ったと伝えていた。
