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明治安田生命J2リーグのV・ファーレン長崎はブラジル人FWルーカス・ブラガ(25)の獲得にむけて、ブラジル1部サントスに3度目となるオファーを提示したようだ。9日、ブラジルメディア『Bola Vip』が報じている。
身長184cmで左サイドを主戦場とするルーカスは、2019年からサントスに在籍。昨年9月から今年2月にかけてカリーレ監督の指導を受けると、今季はブラジル1部リーグ38試合中22試合に先発出場。左サイドハーフの主力選手として活躍しており、昨年5月にはサントスと2026年までの複数年契約を新たに結んでいる。
ブラジルメディア『UOL』は今年7月、V・ファーレン長崎がサントスに対してルーカス獲得を打診したと報道。ただサントスが移籍金として600万ドル(約8億7200万円)を要求したこともあり、この時はクラブ間交渉に進展はなかった。
しかし『Bola Vip』の報道によると、V・ファーレン長崎は今季終了後に同選手獲得のオファーを2度提示。サントスは移籍金として3000万レアル(約7億8000万円)を要求していることもあり、拒否したという。
それでもV・ファーレン長崎は今月9日までに「移籍金2200万レアル(約5億7000万円)にくわえて、ボーナス300万レアル(約7800万円)」と、2度目よりもさらに移籍金を増額した上で再度オファーを提示した模様。サントスは設定額3000万レアルからの引き下げを検討しており、オファーを受け入れる可能性があるという。
また『Bola Vip』は、V・ファーレン長崎が選手サイドに対してサントス在籍時よりも高額の年俸を用意していることもあわせて報道。サントスのオダイール・ヘルマン新監督の意向については「指揮官にとってルーカスは必要不可欠な戦力であるが、同時にサントスの厳しい財政状況を理解している」と伝えている。