フランスや英国などヨーロッパの高級グローサリーを扱うセレクトショップ「エピスリー・コゼット」。5月に東京都世田谷区・尾山台の閑静な住宅地に路面店をオープンしてから、着実に顧客を増やしている。

初めて迎えるホリデーシーズンに、ウィンターギフトのカタログを作成した。クリスマスプレゼントとして、あるいは一年の感謝を込めて、バイヤーが厳選したこだわりのグローサリーを贈りたい。

コミュニケーションを大切にする「エピスリー・コゼット」

店名の「コゼット(causette)」は、フランス語で「楽しいおしゃべり、ちょっとした雑談」を指す言葉。

コロナ禍で非接触・非対面型の店舗が増えるなか、対面でのコミュニケーションの重要性が改めて見直されている。

とりわけ店員と客が顔なじみになり、日常の会話が生まれるローカルストアの温かみは、オンラインショップや大型量販店では味わえないものだ。

「エピスリー・コゼット」は、地域とのつながりを軸にしながら、遠方からも来店する価値のある店舗づくりを目指す。

ほぼ卸売りをせずに顧客の顔や売り先がわかる販売方法をとっているため、ほかでは見つからない希少価値の高いアイテムばかりが集まるという。

廉価な輸入食品とは一線を画す、繊細で洗練された真正のグローサリーを取りそろえる。

ヨーロッパ直輸入品から国産ブランドまで

フランスや英国のブランドを中心に、バイヤーが価値を認めたものなら国産ブランドも含めて柔軟にセレクトする。

一例として、フランス、セヴェンヌ地方のマリー・ドゥ・マゼ(Marie de Mazet)からハーブティーやジャム。同じくフランスのコートダジュール、Maison Perrin(メゾン・ペラン)からは野菜ペースト、マスタード、オリーブオイル、バルサミコ酢、ジャム。

英国からは、スコットランドのアイランド・ベーカリー(Island Bakery)のビスケットを楽しめる。そのほか、ヴィーガン商品やグルテンフリー商品も。

ロンドンのロココ・チョコレート(Rococo Chocolates)からは「チョコレート」、スコットランドのピコ・ティー・エディンバラ(Pekoe Tea Edinburgh)からは「紅茶」と、英国の暮らしが伝わってくるようだ。

国内のブランドでは、三重県のドミニクドゥーセの店(Dominique Doucet)のミートパイ、アップルパイ、アーモンドパイ、シュトーレンを扱う。ミートパイの具材は、フォワグラと鴨、松阪牛、玉城豚、大山鶏の4種だ。

これらを組み合わせ、見た目にも華やかなギフトボックスにアレンジ。いずれも百貨店への出店実績を繰り返し、経験を重ねたバイヤーによる自信のラインナップだ。

クリスマスギフトや手土産にぴったりの高級グローサリーからは、冬のヨーロッパの空気までが感じられるよう。贈られた人の笑顔が目に浮かぶセレクトだ。

エピスリー・コゼット(Epicerie Causette)
所在地:東京都世田谷区尾山台3-22-4 マンヤスビル1階
営業時間:10:00~12:30、13:30~19:00
定休日:木曜日(不定休あり)

(SAYA)