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かつて明治安田生命J1リーグ・FC東京やヴィッセル神戸に在籍していたMF橋本拳人(29)は、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)日本代表メンバーから落選。それでもスペイン2部SDウエスカで奮闘。現地メディアから高評価を得ている。
橋本拳人はロシアのウクライナ侵攻によるFIFA(国際サッカー連盟)の特例措置により、ロシア1部ロストフとの契約を一時停止。今年3月末から7月にかけてヴィッセル神戸でプレーすると、7月中旬にSDウエスカ加入が正式決定。今季ここまでスペイン2部リーグで19試合中12試合に先発出場するなど、中盤の主力選手としてチームを支えている。
SDウエスカが今月10日にレアル・サラゴサ戦を控える中、スペインメディア『スポルト・アラゴン』はSDウエスカの現状を特集。橋本拳人について「彼には偉大な発見に与えられる空間がある。ムカデのような存在であり、ひとりで1000のタスクをこなす準備ができている。ボール奪取やゲームメイクなどに長けており、熱意を持ってチームをサポートすることができる」と評しているのだ。
なお橋本拳人は今年7月、日本代表の一員としてEAFF E-1サッカー選手権2022決勝大会に参戦。海外再挑戦後も好調ぶりをアピールしていたが、カタールW杯出場は叶わなかった。
また橋本拳人の落選直後、スペイン紙『エラルド』は「彼はSDウエスカでコンスタントにプレーしている。ボール扱いが上手いだけでなく、守備の規律にも優れているのに落選した」と言及。同選手のクオリティを高く評価した上で、日本代表のメンバー選考に疑問を呈していた。